自己紹介>私の話>佐賀弁>怒りMAXで発動します
私は九州・佐賀県で生まれて高校卒業まで暮しました。
佐賀ってどこかご存知ですか?
ヒント:滋賀じゃないよ。
父方の祖父母と同居でした。
そのため私は核家族のクラスメイトに比べてはるかにバリバリの佐賀弁が喋れました。
上京してすっかり標準語が板につきまして、今は普段は標準語100%で暮らしてます。
しかし今でも、心の中でのツッコミは佐賀弁です。
それが、怒り心頭に達した時だけ、リミッターが外れてポロッと口から出ます。
佐賀弁は単語だけ並べると隣の博多弁と類似してますが、実際に耳で聞くと凄く違います。
喋り方がワイルドなんです。(マイルドな表現)
博多弁、特に女性言葉は語尾をおっとりと伸ばします。
その特徴は疑問形で顕著。
例❶>
博多弁:知っとお〜❓
標準語:知ってる❓
例❷>
博多弁:なんしようと〜❓
標準語:なにしてんの❓
これが佐賀弁にかかると、力強い発音+語尾はスタッカート❗️
佐賀弁:知っとっとッ❗️❓
知っとんねッ❗️❓
なんしょんねッ❗️❓
なんばしよんねッ❗️❓
今の若い世代は、標準語混じりのなんちゃって佐賀弁(マイルド)になっています。
しかし祖父世代の年寄の話すバリバリの佐賀弁は、普通に話してても「喧嘩してるみたい」と他県人に言われるものでした。
普通のテンションでそうなので、怒りモード時の祖父世代佐賀弁はかなり迫力が効いてました。
地域性もあります。
私の実家のあった佐賀市を中心とした東部方言が、一番語尾のスタッカートの勢いが良い
=佐賀弁の中でも特に口調がきついです。
例❸>
標準語:なにをおっしゃってるんでしょうか❓ふざけないでください。
佐賀弁:なんばぬかしよらすかッ❗️ふざくんなじゃッ❗️
例❹>
標準語:やめてください。あなた、しつこいですよ❗️
佐賀弁:やめんかッ❗️うんな、せからしかッ❗️
「うん」は古語の「うぬ(汝)」。
漢字を見ると一見穏やかげですが、意味は…
うぬ(汝/己):
二人称の人代名詞。相手をののしっていう語。おのれ。きさま。
(weblio古語辞典より)
その、ふた世代前のバリバリの佐賀弁を継承してしまった私。
また祖母は非常に鉄火肌でしたので、最大級に怒らすとこんな名言を放ったことも。
「黙らんかッ❗️ぎゅうらしかッ❗️黙らんぎなった、そん口ば縫うちゃっぞ❗️」
(お黙りなさい。うるさいわ。黙らなかったら、その口を縫い合わせるよ❗️)
こうした最上級クラスの言葉になると、よほど堪忍袋の緒が切れないと出ませんよ。
そうそう聞けるものではない。
親戚から祖母に性格が似てるとよく言われる私も、佐賀弁モードは悪徳業者相手くらいにしか出しませんよ、さすがに。
しかし効果はありますね。
抗議など慣れたものといわんばかりに聞き流し、ヘラヘラとデタラメを繰り出すのをやめないタイプの相手が、
一瞬固まって真顔になって思わず言葉に詰まる程度には効果があります。
こういう相手は、一度黙らせられたら反撃が取れるのです。
ところで、上京したての頃よく言われたのが
「九州出身❓へえ〜。その割に訛りがないね」
でした。
九州弁全体に言えることですが、単語はめちゃくちゃ独特ですが、アクセントは標準語とあまり変わりません。
つまり、いわゆる訛りは元からないのです。
そんな中こう言うことを言った人がいました。
上京後とりあえず見つけた短期アルバイト先の、年上のパートさんでした。
「あなた出身はどこよ❓へええ佐賀なの❓佐賀って日本一方言が汚いって聞いたことあるわよ。違うんならちょっと佐賀弁喋ってみてよ❗️ヘラヘラ〜ニヤニヤ〜」
\佐賀弁喋ってみてよホレホレ〜/
と小声で(イジメをしてると正社員にバレないように、意図的に小声で)グイグイ言われたことがあります。
その時は、わざと課長席・部長席まで聞こえるように大きな声で、
「Cさんはきれいな標準語を話されますけど、話の内容はとっても汚いですね。
イジメはやめてください❗️」
と標準語で返しときました。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。