国内線／国際線ともに、飛行機内での窃盗事件が増えているという記事を見ました。

「ミールサービス（食事）後、機内が消灯され、乗客のほとんどが寝ている間に盗まれる手口が多い」

とのことでしたが、驚いたのが「寝ている間に座席の下に置いた手荷物から」などではなく「頭上の荷物入れから盗られる」と書かれていたことです。

乗客が寝静まっている間に頭上の荷物入れ（コンパートメント）に入っている他人の荷物を漁り、中から財布などを抜き取る、というのですが・・・。

財布など貴重品を入れたバッグをコンパートメントに入れる、という所でもう私の理解の範疇を越えていました。

一人旅派なので、貴重品の管理には気を付けています。

私はパスポートは薄手のウエストバッグ（極薄・伸縮タイプのランニングポーチが良い）に入れて胴に巻きます。

上着は、薄手のポケット付きアウターを2枚重ね着して、下のアウターのポケットにメインの財布とスマホを入れます。
上のアウターのポケットには小銭入れだけを入れ、前ジッパーをきっちり閉じます。

これでもし万が一スリに逢っても、すられるのは上アウターポケットの小銭入れだけ。

また、旅行用アウターはポケットに簡単に手を突っ込まれないよう、ポケットにもジッパーかスナップが付いているものを選んで着て行きます。

私が今持っている秋冬物アウターの半分ほどが、ジッパーなどで完全に閉まる仕様のポケットのものです。

スポーツブランドのアウターにはジッパー付ポケットの物が多いです。

ボトムはカーゴパンツにしますがやはりポケットがファスナーかスナップで閉じる物を選びます。

人混みの中で他人に開けられても気付きにくいと思っているマジックテープタイプやボタンタイプは避けています。

もちろん手持ちバッグはダブルファスナータイプ。

機内では二つのファスナーヘッドをダイヤル錠で連結した上で太腿に挟み、その上にブランケットをかけます。

こうまでしていても、囮の小銭入れを盗られたことがあります。

貴重品を身体から離してコンパートメントにイン、とは発想したこともなかったので大いに驚きました。