HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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Autumn is the best time for excursions.Now go outside!
   秋は行楽シーズンです。出掛けましょう!

HSPと思われる偉人>芥川龍之介>HSPの影

好きな武将は豊臣秀吉、
好きな文士は芥川龍之介。
Millie です。


芥川龍之介?顔だな!というツッコミが聞こえます。
はい。
彼は我々平たい顔族(©︎ヤマザキマリ)にあるまじき骨格美形です。



もちろん著作も読んでおります。


彼の文章は一般的に
「他の作家に比べ表現やとらえ方が生々しい(Wikipedia)」
と評されます。


特に人物描写においては、人が心の奥の奥の裏側に隠しているエゴイズムを引きずり出すような、非常な生々しさを持っています。


しかし彼自身はこう言っています。
(現代仮名遣いに直した以外は原文のままです)


僕に「文章に凝りすぎる。そう凝るな」という友だちがある。
僕は別段必要以上に文章に凝った覚えはない。
文章は何よりもはっきり書きたい。
頭の中にあるものをはっきり文章に現したい。
僕はただそれだけを心がけている。
(中略)
僕は誰に何といわれても、方解石のようにはっきりした、
曖昧を許さぬ文章を書きたい。


つまり、彼は表現を膨らませるために苦心して文章を肉付けしているわけではなく、普段から常に頭の中で人を観察しているのです。
たぶん、無意識に。


HSPだなあ、と思います。


彼は大学進学率がわずか3%だった大正初期に東京帝大英文科(定員20名弱)を卒業。


弱冠22歳で「羅生門」を発表。地位と名声を得、27歳で結婚。三児(全員男子)にも恵まれます。


当時の文壇では花形スター扱い。
凡人にはとうてい手の届かない、何不自由ない雲上人に見えるのですが、
「ただぼんやりとした不安」
を理由に35歳で服毒自殺。


自殺の要因として「精神障害を患っていた」と言われていますが、感受性が高すぎたのだと思います。


無意識に他人の裏の感情を全て知覚できてしまうのは、辛いものです。


彼は豊島区にある日蓮宗慈眼寺(染井霊園)に眠っています。


昨年お参りしてきたときの写真です。


 
「しるこ」という随筆を書くほどおしるこ好きだった彼に、誰かが「井村屋のゆであずき」を供えていました。
Good Job!