14年間見逃していた名店:中野坂上・むつみ堂(パン屋さん)
強風で枯葉とゴミが舞い上がる中、中野坂上駅から東中野駅にかけて散歩しました。
何気なく「この辺にまだ知らないパン屋さんあるかな」と検索したら、とても口コミ評価の良い小さなパン屋さんを宝仙寺の裏に発見。
山手通り(環状6号線)からも、中野駅と大久保・新大久保駅を結ぶ大久保通りからも、大久保通りと並行する桃園川緑道からも、それぞれ微妙にずれた路地にひっそり佇む個人経営の小さなお店。
桃園川緑道なんて年間何度通ってるかわからないほど散歩に使ってるエンドウ夫婦ですが、そこから微妙に1本入った、住宅街のど真ん中にある(周りに他に店無し)なんて本当に気付きませんでした。
「ヤマザキパン・お菓子の店 むつみ堂」
東京都中野区中央2-37-10
8:30~19:00 日曜定休
中野坂上駅とこの店の間には宝仙学園小中高校大学と、実践学園中学高校があります。
また堀越学園からも比較的近い。
⇩注目
おそらくこれらの学校に通う児童や生徒さん及びその保護者さん相手に、長く細ーく商いを続けてきた地域密着店なんだろうなあ。
店先にはドリンククーラーやアイスボックス、雑誌ラックを出しちゃってる。
万引き等を警戒してこれらは店内に入れる所が今では主流ですが、ここは時が止まったかのように昭和の風情です。
ここの高得点口コミのキモは「お婆ちゃんの手作りサンドイッチ」です。
そう、店内で売ってるパンはほぼ既成のヤマザキパンで、唯一サンドイッチだけがヤマザキの食パンを使った店主のお婆ちゃんの手作りの逸品。
小さな店内に入ると「卵とトマト」(左)卵とハム(中)ツナときゅうり(右)が各一個づつ残っていたので、全部買い占めちゃいました。
これが1つ税込170円という安さ。
3つ買っても510円。
コロナ前は160円だったらしいけど、10円など誤差のうちで値上げに入りませんわ。
以前ご紹介した杉並区成田東の好味屋(こうみや)よりさらに安い。
しかも「パンの耳差し上げます」の貼紙までありました。
お会計後に耳をお願いしたら、お婆ちゃんが「お待ちくださいね~」と袋を取り出し、裏に回って詰め詰め。
オーダーが入ってから袋詰め。
何か、たくさん詰められている気配が伝わって来て…。
⇩そしてこの量である⇩
表(左)裏(右)
けっこうな大サービスぶり。
思わず「こんなにたくさん!ありがとうございます」とお礼を言うと、
店主「申し訳ございませんが、年明けから(サンドイッチを)10円値上げして180円にさせていただきます」
いやいやイヤイヤ。
10円など誤差のうちで値上げに入りませんわ(二度目)。
他所のパン屋なんて今やサンドイッチは2枚で300円くらいが相場ですよお婆ちゃん。
中にはお値段据え置きだと思ったら前は2枚だったサンドイッチが1枚になっちゃってたりしてるんですよう。
ああ、杉並区民になって十余年、桃園川緑道を何十往復散歩してきて今日の今日までこんな良心的なお店に気づかなかったとは、不覚ッ。
食べてみたレポは次の記事に書きます。





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