HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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Setsubun is the last day of the winter, a day of events for health and happiness. 
As soon as that is over, Valentine's Day is coming up.
February is a busy month.

節分は冬の終わり。健康と幸福を願う行事。
それが終わるとすぐにバレンタインデー。ああ2月は忙しい。

初詣2025の2日目:7⃣江戸の元祖アイドルのお墓のある正見寺(中野区上高田)


あんまり駆け足で次々と公開したので、ゆっくりと再公開します。

初公開:2025/01/04 19:00




6⃣から続いています。


暮れに地図を眺めていたら(私は地図を眺めるのが大好きなんです)東京メトロ東西線の落合駅の西側に、そこだけお寺がずらりと並ぶ一角があることに気付きました。


     


何故ここだけこんなに密集?と思ったら、その北側に落合斎場があるためでした。


                    注目⇩落合斎場

     


中野氷川神社から比較的近いので、氷川神社の後はここを通って中野駅に出ることにしました。


中野氷川神社から正見寺までは850m徒歩12分です。



正見寺。
浄土真宗本願寺派。


元々は近江の国(今の滋賀県)の駒井城主の駒井高植・宗高が1400年前後に地元に開基したお寺だそうです。


それが何故か1628(寛永5)年に江戸・赤坂に移転したそうです。


その後1657(明暦3)年に四谷に再移転。


1909(明治42)年現在地の中野に再々移転。


1945(昭和20)年に東京大空襲で焼け、1971(昭和46)年にようやく本堂再建、現在に至る。


流転というか波乱の歴史ですね…。



      


江戸三美人と呼ばれた看板娘系アイドル、笠森お仙(かさもりおせん)さんのお墓があります。


浮世絵の美人画に描かれたり、グッズが売られたりしたそうで、まさにアイドル。
もし当時TVがあったら出てたでしょうね。


地主の息子に見初められて嫁ぎ、9人の子宝に恵まれ、77歳という当時としては長寿を全うされたそうです。


天は二物(美貌+α)を与えますねえ。


下は浮世絵師鈴木晴信筆のお仙さん。
柳腰の美人です。
画像はWikipediaよりお借りしました。

          


江戸三美人のあとのふたりは柳屋お藤(やなぎやおふじ)さんと蔦屋およし(つたやおよし)さんだそうです。


お仙さんの墓石は1994(平成6)年に中野区登録有形文化財に登録されています。
しかし現在は一般には非公開とのことなので、墓地には立入りませんでした。


お仙さんの嫁ぎ先は下谷(今の上野あたり)だったそうです。
なのでお仙さんの碑は下谷に建っているらしいのですが、お墓は寺の移転の関係でずいぶん離れた場所に来てしまいました。


まあ浄土真宗の考えでは、墓は魂の依り代(よりしろ)でも何でもなく、単なる(生きている人間が故人を思い出すための)メモリアルアイテム。


宗徒は亡くなった瞬間に仏になって極楽浄土に直行し、仏は瞬間移動ができるから行きたい所へはどこにでも自在に行けるので、墓の場所はどこでも良いと言いますからね。


お仙さん、嫁ぎ先が浄土真宗で(ある意味)良かったかもしれません。


次はすぐお隣の青原寺です。


8⃣に続いてます。