尻尾の刺さった砂ネズミと、スナネズミとハムスターの違い
東京農業大学「食と農の博物館」付属バイオリウムの入口にいる、スナネズミ。
日本では「動物のお医者さん」で世に知られましたが、飼育ブームまでには至らず。
※シベリアンハスキーはブームになりました。
⇩似てるね(当たり前)
で。
この、タケノコみたいなのがニョキっと生えてるのは何…???
巣材の中に潜って、尻尾だけ立ててる子でした。
ゆうに5分以上このポジションのままでした。
よくよく目を凝らすと巣材の中に本体(背中)がチラ見えしてます。
野生のスナネズミが生息するのは中国北東部、モンゴル、ロシア南東部の砂地地帯です。
「動物のお医者さん スナネズミ」でググると、「AIによる概要」がこんなこと⇩を言いますが…
漫画「動物のお医者さん」に登場するスナネズミは、獣医学部の先輩がアフリカ旅行の際にジャングルで野生のネズミを捕まえた
アフリカのジャングルにスナネズミはいません。
大嘘ですのでご注意ください。
そもそもジャングル(熱帯雨林:高温多湿)で生きられるネズミではありません。
砂地(乾燥地帯)に適応した種類です。
生息する生物種の少ない乾燥地帯出身、つまり天敵も少なかったため、ネズミのくせに昼行性という珍しいネズミです。
※ネズミは通常、あらゆる小型肉食獣・猛禽類の主要な餌となるため、天敵から身を隠すためにほぼもれなく夜行性。
日本でペットとして人気のハムスターも夜行性です。
スナネズミは天敵が少ないため、性格も非常におっとり温和。
「動物のお医者さん」でも「スナネズミはいつも幸せそう」と書かれています。
ハムスターは身体が小さい割には気も縄張り意識も強く、オス同士を一緒に飼育すると死闘を繰り広げるので1匹1ケージ飼いが基本です。
それはハムスターが天敵の多いサバイバル環境の出身だから。
やたらとスナネズミとハムスターの違いを強調してしまったのは、たまたまエンドウ夫婦の横にいた幼児連れの若いお父さんが
「ほら、〇〇君、ハムスターだよ、ハ・ム・ス・ター!」
と熱心に繰り返されていたからかもしれません。
お父さん、ハムスターには尻尾がほとんどありません。
(「スナネズミ」という表示もされています)
ハムスターの、あるかないか、無きが如き、でもちょっとだけある尻尾の画像はペットスマイルニュースよりお借りしました。
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