トランプ氏に脱退見合せを促すWHOの「連帯責任論法」
あげればきりがないですが、コロナ発生時のWHOの対応を4点ほどあげると
- コロナ発生in武漢の直後の春節で、WHOは「中国人の行動制限は不要」と言い切った。
- 独自に防疫強化した日本を、やり過ぎと批判した。
- テドロス氏はヒトーヒト感染自体を否定し「コロナにマスクは不要」と言い切った。
- 緊急事態宣言発令までに1カ月もかけた。
結局WHOは後から「初動の不手際」を認めざるを得なくなり謝罪声明を出しましたが、
「WHOだけでなく国際社会全体が初期対応を誤ったことが感染拡大につながった」
と「全員の責任」を強調。
(=僕ちゃんだけが悪いわけじゃないもん、連帯責任だもん)
※グローバススタンダードな謝罪法です。
日本のように「わたくし一人の責任です」とは口が裂けても身体が裂けても言わない。
そして不手際を認めた後でもなお、WHOはテドロス氏をまた事務局長にケロッと再選(2027年まで)。
これに不信感を覚えるなというのが無理筋ですね、私には。
それでも
「控えおろう、このお方をどなたと心得る!恐れ多くも国連の一部、WHO様であるぞ」
という葵の御紋、ならぬアスクレピオスの御紋が振りかざされるために、日本はヘコヘコしているわけです。
※アスクレピオス※
ギリシャ神話の太陽神アポロンの息子にして「死者をも蘇らせる」ほどの医術を持つ医神。
彼の持つ「蛇の絡みつく杖」がWHOのマークに使われている。
国連旗 + アスクレピオスの杖 = WHO旗
それに対して「国連がなんぼのもんだ、アメリカの方が偉い!」と言ってるのがトランプ氏。
国連に対し一番拠出金を出しているのはアメリカです。
つまり一般企業に例えると、アメリカはWHOの筆頭株主。
なのに2位株主の中国ばかり贔屓して、筆頭株主に大損をさせた。
こう考えれば
「もう株主やめるわ、I'll be gone!※」
というのは、少なくとも私にとってはすんなり納得がいく行動です。
※T-2のシュワルツェネッガーの名台詞「I'll be back.」の反対語を書いただけです。
トランプ氏の実際の発言ではありません。
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