神社/仏閣/教会>神社>お尻を上げた狛犬の謎
この記事で予告しました
たまにいらっしゃる「お尻を高く上げたポーズの狛犬」の謎の解説です。
こういう方ですね。
下のお方は似てるけど違います。
これは犬が「あそぼ」と誘うボディランゲージで「プレイバウ」と言います。
このお尻上げポーズは「出雲型」もしくは「構え型」と呼ばれます。
こちらは力士の土俵入りの型。雲竜型と不知火型。
本題に入りますと、お尻を上げているのは狛犬ではありません。
唐獅子です。
そして唐獅子像が造られるようになった中国にも、それを真似して造るようになった日本にも本物の獅子はいない。
なので職人は猫をモデルに唐獅子像を造りました
で、猫がよくやるこのポーズが参考にされました。
クリソツ。
同じポーズをしている狛犬と唐獅子の見分け方は
角がなくて口が開いている ➡︎ 唐獅子
一本角があって口が閉じている ➡︎ 狛犬
です。
上の場合は向かって右が唐獅子、左が狛犬です。
時代が下るに従い、狛犬の角は省略されはじめます。
その場合は口の開閉(阿吽:あうん)だけでも見分けがつきます。
以前に書いた記事もよろしかったらご参照くださいね。
ものには全て起源や理由があるのです。
『それっぽく見えさえすれば別にどうでもよくないですか❓』
では、科学の発展も美術の発展も、人間の脳の進化も止まっちゃいますよ。
ん❓何かえらく壮大な話になってきたな💦
お後がよろしいようで。
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