実はどちらも「世界征服さん」:スラヴ系の名前の小話
第6代ウクライナ大統領、ゼレンスキー大統領のフルネームはウォロディミル・オレクサンドロヴィチ・ゼレンスキー。
第4代ロシア連邦大統領の名前はヴラジーミル・ヴラジーミロヴィチ・プーチン。
スラヴ系の名前ではミドルネームは「父親の名前」です.
なので、ゼレンスキー氏の場合は
ウォロディミル :個人名(ギブンネーム)
オレクサンドロヴィチ:オレクサンドルの息子
ゼレンスキー :苗字(ファミリーネーム)
つまり「ゼレンスキー家の、オレクサンドルの息子の、ウォロディミル」になります。
ちなみにオレクサンドルはロシア語ではアレクサンドル、英語ではアレキサンダーになります。
プーチン氏の場合は
ヴラジーミル :個人名(ギブンネーム)
ヴラジーミロヴィチ:ヴラジーミルの息子
プーチン :苗字(ファミリーネーム)
「プーチン家の、ヴラジーミルの息子の、ヴラジーミル」です。
欧米では父と全く同じ名を息子につけるのはごく普通なので、驚くことではありません。
そしてウクライナ語のウォロディミルはロシア語ではヴラジーミル。
実は同じ名前なのでした。
だから何、という話ではありません。
ヴラジーミルの意味は
ヴラジ(征服せよ)ミール(世界)
つまり「世界を征服せよ」です。
ちなみに日本から一番近いロシア、ヴラジオストク(日本ではウラジオストック表記が一般的)は、もともとロシアが極東地方支配を目的とした前線基地(軍港)を作るために開発した土地で、意味は
ヴラジ(制服せよ)ヴォストーク(東方)
つまり「東方を征服せよ」です。
日本でもかつては征や兵、士(意味は「サムライ」)の付く名前が非常に多かった時代がありました。
中国でも一時期(今50代くらいの世代の出生時)には男児・女児を問わず、「軍」という一字の名前を付けるのが大流行しました。
しかし両国とも平和な時代になって激減しました。
西欧でも、例えばヴィクター/ヴィクトリア(意味は「征服者」)は昔に比べて減っています。
一方でスラヴ諸国ではウラジーミル(世界征服)系の名前は今でも根強く命名されています。
ただの小話でした。
画像は伊藤製作所からお借りしました。








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