私がこの世で一番嫌いなのは「どっちもどっち」さん
ことあるごとに首を突っ込んで「どっちもどっち~~」と言う人がいます。
昭和の頃は「ケンカ両成敗」さんでしたが、この言い方は近年めっきり廃れ、
「どっちもどっち!」
に収斂されていると感じます。
確かに世の中の揉め事には白黒付けがたいものも多いです。
その反面、片方が一方的な加害者、片方が一方的な被害者というケースも厳然と存在します。
しかし「どっちもどっち」さんは、どんなケースかを吟味することもなく、秒で
「どっちもどっち!!」
と宣言して満足顔をします。
「我こそはどちらにも偏らず、常に公明正大で中立的で、一番の正義である」
とお考えなことがビシビシと伝わってきます。
だから、例えば児童Aが児童Bに一方的にいじめられているといったケースでも、「どっちもどっち」さんはこう言います。
「『片方が悪いとケンカは成り立たない』って知ってる?」
ケンカではない、イジメですとBの保護者が反論すると、「どっちもどっち」さんはさらに言います。
「虐められる方にも全く問題がないってことは無いんじゃない?だって、B君は暗いし、A君に『やめて』ってちゃんと言えてないもの。はい、だから、イジワルする方も『やめて』って言わない方も、どっちもどっち!」
痴漢の被害者にもこう言います。
「女性が深夜に盛り場を薄着で歩いてたのも悪いんじゃないの~?」
さすがに令和の今では通用しにくいロジックです。
だから、実生活で他人に面と向かってこの言葉を連発する人は減っていると感じます。
しかし、匿名が許されるネット上に生息域を移しているだけ、とも感じます。
ネット上ではいまだに「どっちもどっち」さんをちょくちょく目にします。
池袋暴走事故の被害者の遺族を匿名で叩く人などもお仲間ではないかと思います。
そこまでいかなくとも、ニュースやSNSでの話題がトラブルだと、コメント欄にひとこと
「どっちもどっち」
とだけ書き逃げしている人をよく見ます。
大抵のケースではそう思う理由など書かれていません。
あちこちに首を突っ込んでは「どっちもどっち」「どっちもどっち」「どっちもどっち」とペタペタとコピペして回ってるのではないかと私などは思っています。
言いたい。
「世の中のトラブルが全部『どっちもどっち』なら、警察は要らんし、裁判所も要らんわ!
警察官や裁判官がなぜ存在してると思ってんだ、この✖✖✖✖✖✖!!」
✖✖✖にはあなたの思い浮かぶ罵倒詞をご自由にお入れください。
余談ですが、ローソンの人気スイーツに「どらもっち」というのがあります。
これが「どっちもどっち」と字面が似ていて非常に残念だなあ、と思う空目ストの私なのでした。
どらもっち画像はローソン公式よりお借りしました。





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