自己紹介>HSP>②感覚過敏とは
HSPとは脳の特性です。
普通は「目で物を見、耳で音を聞く」と言われますが、目や耳は単に外部情報を取り込む器官です。
取り込んだ外部情報を脳が処理して初めて物が見え、音が聞こえたと感じることができます。
HSPは他の人に比べて視力が鷹並みだとか聴覚が犬並みだというわけではありません。
外部情報を取り入れる量は非HSPと変わりません。
違うのは情報を処理する脳の感覚野の働きです。
出典元:https://square.umin.ac.jp/neuroinf/brain/005.html
雑音だらけの雑踏では、聞きたくない音までがじゃんじゃん耳に入ってきます。
細かくいうと、耳の中に入ってきた音波が鼓膜を振動させ、その情報が脳に伝えられます。
鼓膜の前にはフィルターに該当するものは何もありません。
なので必要な音と雑音を耳の段階で識別することはできません。
非HSPの人は、すぐに脳に届いた聴覚情報の中から不要な雑音を処理(認識)せずにそのままゴミ箱に放り込むようにすることができます。
これは完全に無意識のうちに行われています。
いわゆる「耳が慣れる」という状態です。
しかしHSPの脳の感覚野は愚直なワーカホリックです。
非HSP脳が右から左へゴミ箱に放り込むような些末情報も、ご丁寧に認識してしまいます。
なのでいつまで経っても耳が慣れません。
HSPがまず悩むのがこの「聴覚過敏」です。
ざわざわした場所が苦手。集中できない。
私はコーヒー・紅茶は大好きですが、喫茶店があまり好きではありません。
雑音のせいです。
例えば私が自由に座れるチェーン系コーヒーショップに入ったとします。
比較的店内が静かと言われるスタバを例にとってみましょう。
空席はいくつかありますが、こんな感じです。
❶店内BGMのスピーカーのすぐ近く➡︎❌
❷声高にお喋りに興じているグループのすぐ近く➡︎❌
❸赤ちゃん連れの人(いつ泣き出すか予測不能)の近く➡︎❌
一応自衛策として外出時は常に耳栓を持ち歩いていますが、普通の耳栓は厄介なことに
人の話し声はある程度聞こえるように作られています。
お高いノイズキャンセラーなどを使えばいいのでしょうが、
そうまでして喫茶店に入らなくてもと思ってしまいます。
ではどうなるかというと
店内は無理だな
↓
テイクアウトか
↓
だったらスタバ(コーヒー約300円)じゃなくて隣の7−11(同100円)で十分だ
ということで、スタバすら滅多に入りません。
また、運よく静かな席に座れた途端横に騒がしいグループが来たら❓
迷わず席を移ります。
30分の滞在で二度も席移動したこともあります。
視覚情報に関しても同じことです。
このブログを始めてからも
「よくそんな細かいことに気づきましたね」
といったコメントをいただくことがあります。
別に小姑根性で何度も何度もネチネチ見てるわけじゃないんですよ😓
言われて初めて「あ、普通の人は気づかないのか」と思うのです。いつも。
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