野鳥>ツバメ>巣を護るオスツバメの背中の凛々しさよ
あんなに飛び交っていたツバメたちももう南へ去ってしまいました。
これは今年の夏に撮影したものです。
やはり一度掲載しましたが、その頃は読者様が少なく(後略)
すぐ近くに巣があり、最初は2羽が忙しく巣の周りを飛び交っていました。
そのうちにおそらくメスと思われる方が巣に入りました。
すると、オスと思われるこのひとは巣と外の両方を見渡せるこの位置にとまりました。
そしてここから動かず、じっと巣と外を見張っていました。
研究者によると、オスが警戒しているのはカラスなどの外敵よりも、むしろ
「自分の奥さんを誘惑しようと狙ってくる独身のオスツバメ」
なのだそうです。
繁殖相手が固定しない種の方が多い哺乳類に比べ、鳥類は毎年同じカップルで繁殖する種が多いのです。
中でもツバメは相性さえ良ければ終生同じ相手と子育てをする、夫婦の絆の強い鳥として知られます。
しかし何せ渡り鳥。
こんな小さな体で過酷な渡りを行うので、旅の途中で死んでしまう個体も少なくありません。
待てど暮らせど去年つがったメスがやってこない不幸なオスや、今年初めて繁殖する若いオスはとにかくメスとの出会いに必死。
そして守備よく去年と同じメスと落ち合うことに成功したオスは、奥さんを盗られまいと必死になるのです。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。