病院>歯医者>歯科用アマルガム(水銀)詰替の自費扱いを考察する
昨日、この記事で水銀のことに触れました。
スマホに登録した英単語学習アプリから、定期メッセージが届いた。
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There is always light behind the clouds.
雲の向こうは、いつも青空
という言葉だった
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「若草物語」の作者、ルイーザ・メイ・オルコットの言葉である
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オルコットは、当時は薬とされていた水銀による中毒の後遺症で死亡した
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日本でも、最近まで歯の詰め物に水銀合金が使われていた
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この件に関しては言いたいことがあるので、続きます
という、いかにもHSP的な
「一つのトピックスが次のトピックスを呼び・・・の連鎖で、あれよあれよという間に話題が飛躍する」
現象でございます。
しかし、こんな私のブログをお読みいただいている方は、もう慣れてらっしゃるはず。
ということにして、先に進みます。
- 若草物語 1&2
- 講談社
- 本
アマルガム
アマルガムという歯科修復材料があります。
水銀50%と他の金属を合わせた合金です。
昭和の時代は保険適用治療を受けると、この詰め物(銀)が定番だったようです。
1826年にフランスで使われ出して以来、世界中で使われました。
安価で取り扱いが楽だったから、がその理由のようです。
日本でも1970年代をピークに、2016年に保険治療から外すという形で禁止に近い措置が取られるまで使われ続けました。
外された理由は言うまでもなく「水銀は人体に有害だから」です。
金属アレルギー
今から十数年前、私は引越しに伴い歯科医を変えました。
新しい歯科医の待合室には
「古い銀の詰め物は金属アレルギー等を引き起こす原因になることがある。安全な詰め物に詰め替えしませんか?」
といった内容のポスターが大きく貼られていました。
私の奥歯の銀の詰め物は、小学生頃に詰めたものです。
そして私は金属アレルギーは発症していませんが、スギ花粉症は重度の方で、年に3~4ヶ月はかなり強い抗アレルギー薬を服用します。
心配になり歯科医に相談すると、やはり奥歯4本の詰め物がアマルガムだということでした。
レントゲン等の検査の結果、歯科医師兼口腔外科医師のS先生はこう言いました。
水銀合金詰め替えの、保険適用の可否
「4本のうち2本は、詰め物と歯の隙間が悪くなっている(虫歯がある)可能性があるから、保険適用で白い樹脂系の詰め物に交換できます。しかし後の2本は特に問題ないので、詰め替えるとしたら自費になります」
WHY なぜに~♬(©矢沢永吉)
先生、もっとKWSK(詳しく)!
WHY なぜに~♬は「アリよさらば」です
- アリよさらば
- EMI MUSIC JAPAN INC.
- Digital Music Purchase
先生「日本歯科医師会の公式見解では、口の中のアマルガムは、水銀化合物として安定している状態。虫歯の再発がなければ、特に健康被害はないので原則として除去は必要ない。だから虫歯になっていれば保険適用可。なっていないのに交換するなら保険適用不可、なんです」
私「では、あのポスターは?」
先生「直接的な健康被害が証明されていなくても、口の中で少しずつ溶けて、金属アレルギーの原因になっている可能性があるんです。なので私は、可能であれば詰め替えた方が安心だと思っています。ただ、保険適用に関してはガイドライン違反はできないので・・・」
結論として、私は2本は自費で詰め替えました。計10万くらいかかりましたけど。
しかし2016年にとうとう(やっと!)アマルガムが実質禁止されたので、たぶんこれからは全て保険適用で詰め替えれるようになるんだよね?と思って、定期歯科検診の時に聞いてみたんです。そしたら・・・
先生「いや、そこは変わりませんでした。今まで通り、虫歯になっていなければ自費扱いなんです」
人体への有害性が公式に認められたからこその、実質禁止じゃないんですか?
先生「そうなんですよね~(苦笑い)」
顔に
(でも、僕が決めたんじゃないんだよね、お上の命令なんだよね)
と書いてありました。
なので、それ以上先生を詰問するのはやめました。
結局自己責任。そういうことらしいです。
みなさんはどう思われますか?
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