世田谷区にある北沢川緑道。

世田谷区らしく手入れの行き届いた緑道です。
沿道に植えられた桜並木が名物ですが、この冬にお季節に歩いても花と緑に溢れています。

世田谷区ったら本当にお金持ち＆意識高いんだからもう。

さて沿道にこんな標識が合いました。

緑道から少し住宅街に入った小高い場所「代田の丘」にある鉄塔です。
現地には何の標識も出ていないので要注意です。

昭和8年、この塔のすぐ下に詩人・萩原朔太郎が家を建てたそうです。
今も周囲にはびっしりと住宅が立ち並んでいます。

「世田谷区地域風景資産」かつ「日本最大の文学遺産」とのことです。

冒頭の標識には「昭和元年（1926年）に建ったものだ」とあります。
95年も経つ年代物には見えませんが・・・。

「都会の空に映る電線の青白いスパークを、大きな青猫のイメージに見ている」

と朔太郎が書いている「電線の青白いスパーク」とは❓❓

今でも「碍子（がいし）に小さな花火が発生する場合がある」との注意書きが
鉄塔本体に貼ってありました。

それを「青猫」に見立てるとは・・・
朔太郎は渡井など足元にも及ばぬ次元の「空目師」だったようです。

この「斎藤茂吉の歌碑」がある四角を曲がるのが代沢川から鉄塔への最短ルートです。