石神井公園にある二つの池のうちの三宝寺池の南側にあるお寺です。

1372年創建の曹洞宗の寺院、豊島山道場寺。
南北朝時代の武将・豊島輝時が建てた豊島一族の菩提寺。
創建当時は臨済宗だったそうですが今は曹洞宗に変わっています。

豊島氏は今の東京一帯に勢力を持っていましたが太田道灌との四度の戦いに敗れ
滅亡したとされます。

勝利した太田道灌は1456年に江戸城を築城しました。
当時の江戸城はまだ平城でした。

江戸城はその後1590年に徳川家康が入城してから大規模拡張工事が行われます。
そして時代劇でお馴染みのあの立派な姿になります。

石神井公園内には豊島氏の居城だった石神井城の跡（土塁等）が残っています。
これを書くと長くなるのでまたいずれ。

　

この三重塔の方は新しく、昭和48（1973）年の建立。
薬師如来像とスリランカから拝受した仏舎利が収められているそうです。