石神井公園内には二つの池があります。

駅から近い石神井池エリアと、奥まった三宝寺池エリアです。
こちらは三宝寺池エリア。

ここは昨日ご紹介した道場寺を創建した豊島氏の居城、石神井城があったところです。

城は、室町時代に豊島氏が太田道灌との戦いに敗れて滅ぶと同時に廃城になりました。

今は土塁などの遺構と石神井城の碑を見ることができます。

　

三宝寺池には石神井城落城に際し豊島氏の子女・照姫が身を投げたという伝説があります。
練馬区では照姫を偲ぶ「照姫まつり」を毎年初夏に開催しています。

ただしこれは現在、明治時代に小説家の書いた創作物語が元だったことが判明しています。
つまり三宝寺池で入水自殺した方はいません。
安心して見に行ってください。

鴨類、鷺類、カイツブリ、バンをはじめ多くの野鳥が多数見られる、とても良い池です。