HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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再)報道>ペッパーくん生産停止で考える「不気味の谷」

初公開:2021/6/29   8:00


これもブログを始めた月に書いたものです。
まだまだ読者数が10名台の頃です。


最近読者になっていただいた方にも読んでいただきたいなと思って、再公開です。
よろしくお願いいたします🙇‍♀️


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ソフトバンクロボティクス、ペッパーくんの生産を中止していた!


出典元:日経ニュース


2020年夏には生産をやめてたそうです。
もう1年経ってるじゃないですか。


生産受託していた「台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業」というのは、シャープを買収したあそこです。


電子機器受託製造サービス(EMS)世界最大手です。


売れ行き不振・・・。


確かに、ソフトバンクロボティクスがPepperの法人向けレンタルを開始したのは2015年10月なのですが、初回契約更新(3年後)の2018年10月には、契約更新予定と回答した企業が15%しかなかったと「日経xTECH(にっけいクロステック)」が報じていました。


その同じ2018年には「はま寿司」が、全国約500店舗にペッパーくんを受付係として一斉導入して話題になりました。
しかしそれも去年秋頃には「派遣切りにあっている」というニュースを目にしました。


利用客側から見ても、私は彼のことけっこう好きなんですが、周りでは


「嫌い。気持ち悪い。じーっと見つめられると不気味」
「『動く人形』みたいで怖い」
「喜ぶのは子どもくらいだよ」
「子供による。うちの子は泣く」


という人の方が多数派でした。


精巧な人形は不気味、という心理は昔からありましたが・・・


これは、いわゆる「不気味の谷」現象なのでしょうか?


「質問。不気味の谷って何ですか?」


不気味の谷 (uncanny valley)


ロボット工学者の森政弘が1970年に提唱した、人間のロボットに対する感情的反応。


  • ロボットの外観や動作が人間に似るほど、人間はロボットに好感・共感を感じる。
  • ところが、それが一定ラインを超えると、突然強い嫌悪感に変わる。
  • そこをさらに超えて、人間と見分けがつかなくなるまでに似ると、再び強い好感に転じる。


図はWikipediaから拝借しました。

つまり、ロボホン(シャープ)やエボルタくん(パナソニック)は、ニンゲンにあまり似ていないから、かわいい。


左がロボホン、右がエボルタくん


日本人(の一部)が大好き!なヒト型巨大ロボットも、ニンゲンに似てはいないからOK。


   

<ご存じない方へ>
白っぽい方は「パトレイバー」。胸の部分がコクピットで、おまわりさんが乗ってます。つまりパトカーの進化型です。盾から取り出しているのは、警棒です。
ムキムキしてる方は「マジンガーZ」・・・いつからこんなバキバキのシックスバック(腹筋)になったんですか??


だけど、ちょい中途半端なペッパーくんは・・・


「中途半端て・・・😭」


この「不気味の谷」、2015年までは仮説扱いでした。


しかしカリフォルニア大学サンフランシスコ校の心理学者が、被験者(アメリカ人)を使った実験と研究の結果、この「谷」は本当に生じると発表しました。Σ(・ω・ノ)ノ!


ペッパーくんは、見る人によってはこの谷(ストライクゾーン)にいるのかもしれません。

私はまだギリ平気ですが。


この「不気味の谷」は、より人間に似ることによって抜け出すことができます。
例えばこの人のように。



もしT-800がくら寿司の案内係なんかに導入された日には、とんでもない大行列ができますよね~。


行列嫌いで、普段は並ばないこの私だって、行きますわ。


そして帰りには、ごちそうさまに続けてこう言うのです。


「I'll be back !」