神社/仏閣/教会>寅薬師常仙寺❶身代りの虎像@東京都杉並区
松の内を過ぎた先週末にゆっくり初詣に行った、虎薬師常仙寺です。
御本尊は薬師如来像。
公式。
小堂には等身大寅木像。
実際のトラより小さく、日本オオカミサイズに見えます。
日本には野生の虎がいなかったため、昔の人はこのくらいと考えていたのでしょう。
この虎は薬師如来が化身したものだそうです。
この寺の開祖・祥岩存吉禅師が狼に遭遇してしまった時に薬師如来が虎の姿で現れ、
狼を追い払ったということです。
1792年、当時は千代田区麹町にあった時に火災が起きるも、この虎木像は焼けずに残ったと
記録されているそうです。
杉並に移転してきたのは1908年です。
火災にも焼けなかった虎像も1923年の関東大震災には勝てず、倒壊した本堂の下敷きになり修復不能になりました。
しかし横の本尊薬師如来像(当時はどちらも本堂にあった)は無傷だったため
「虎像が身代わりとなったのだ」
と言われたそうです。
一回だけ続きます。
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