ペット>適温と世話>❷外国産カメ編
我が家の亀はミシシッピニオイガメというアメリカ産の沼亀です。
亀は大別して海亀、陸亀、沼亀がいます。
淡水に住むのが沼亀です。
日本でポピュラーな沼亀といえばこの3種です。
- 日本在来種のニホンイシガメ(日本石亀)。
- 中国産だけど大昔に輸入されて野生化した個体が多いため、近年まで在来種お誤解されていたクサガメ(臭亀)。
- 昭和の頃アメリカから大量輸入され「ミドリガメ」の名前で爆売れしたミシシッピアカミミガメ。
これらの亀はペットショップで売り出される幼生期は本当〜にちっちゃくて可愛いです。
しかし成長すると驚くほど巨大化します。
上の3種は全てメスの方が体格が良くなる種類ですが、成長後のメスの最大サイズ(甲長)はこのようになります。
※沼亀にはメスが大きくなる種類が多いのです。
- 日本イシガメ:22cm
- クサガメ :30cm
- アカミミガメ;28cm
甲長とは、甲羅の縦の長さです。カメの身長は普通それで表します。
なので首やら手足やらをフルに出した場合はもっともっとでかいですよ。
出典元:wikiland
かわいい❗️ちっちゃい❗️で買ってこられたカメが、成長後
「こんなに大きくなるとは思わなかった」
「うちには巨大水槽を置くスペースがない」
として川や公園の池などに捨て亀される事例が続出。
東京の公園で「亀を捨てないで(放さないで)ください」看板のないところなんて、もはや
ない❗️ほどに問題化してます。
さらにイシガメやクサガメに比べて性格がワイルドなアカミミガメの放棄からの野生化で、非常におとなしくデリケートなニホンイシガメの数が激減。
ニホンイシガメが準絶滅危惧種に指定される事態になると、今度はアカミミガメの特定在来種指定の話が沸騰。
数年前から自治体による駆除(アカミミガメ捕獲)も始まっています。
下はこの夏そこらじゅうの池に設置された浮島型亀捕獲機。
「アカミミキャッチャー」という商標のものもあり。
そんな事態を避けるために近年ペット用として人気があがりはじめたのが、アメリカ産の
ミシシッピニオイガメ。
我が家は(主に私が)逡巡の挙げ句、これを購入しました。
オスメス同サイズで成長後の最大サイズも12cm止まり。
女性の手のひらに乗るサイズで止まってくれます。
難点は、原産地がアメリカのミシシッピ川だというところ。
凶暴なアカミミガメと生息域がまるっと被っているため、チビで体格の劣るこの人たちは、
非常に慎重(臆病)な性格です。
どちらかというと夜行性。
すぐ逃げれるようにほとんど水から上がらず(陸上だと動きが鈍くなりますもんね)。
大胆で人懐こいと言われるアカミミガメの逆をいってます。
もちろん個体差もありましょうが、我が家の2号さん(カメの名前)は、いまだに
私が水槽を覗き込むとサーッと物陰に隠れるんですよ。
ニンジャタートルか君は❗️(懐かしいな)
亀は水を汚すので毎日水換えしてますが。
移動のためにちょっと持ち上げただけで手足をジタバタさせて大暴れします。
容器に移動させた後は、必ず楽しいご飯タイムなのに…毎日なのに…覚えてはくれません。
必ず「は〜な〜せ〜❗️」の大ジタバタです。
2号さん。(お妾さんではない)
子供時代に祖父が飼ってたクサガメ(上にあげた3種の中では一番おっとりしていて人に
懐くと言われます)の懐っこさ(人間の後追いとかしてた)に比べると
「いつまで警戒しとんねん。こんなに毎日世話してやっとんのに」
という気持ちがチラリとかすめることもあります。
でも、しょーがないですね。
亀は高温環境を好み、水温が低下すると食欲がなくなり、最悪ご臨終なさいます。
冬眠させれば❓とお思いですか❓
亀の冬眠は命懸けの大事業なんですよ。
野生下でも冬眠したはいいものの、そのまま目覚めない(ご臨終)個体が一定数います。
冬眠させる場合は最悪の事態の覚悟がセットです。
私はヘタレなので覚悟ができません。
なので冬場は水中ヒーターを入れた上で南向き窓の近くに置き、さらに人間用の
遠赤外線ヒーターの定位置もその近くにする等、気を遣っております。
おかげさまで今回二度目の越冬ですが、うまくいきそうです。
市販のカメの餌もキャットフード などに比べると格安ですし、長持ちしますので飼育コストはかかっていません。
毎日の水換えに体力が要るくらいです。
捨て亀の理由に(亀は長生きするので飼い主が高齢化して)水換えが体力的にキツくなった、というのもあるらしいです。
だったら尚のことなるべく飼育水量が少なくて住む小型種が(私にとっては)良いわけで・・・。
ここまで書くと「そこまでの思いして亀なんか飼わんでいいわ」という方もいそうですね。
ええ、私も「なるべく楽して水生生物を飼いたい」いう方に亀をお勧めしようとは思いませんわ。
\えっ❗️❓/
楽したい方には、楽なのに人懐こい、アカハライモリの方が正直お勧めですよ。
というわけで次の❸アカハライモリ編に続きます。
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