雑学>のし紙についてのウンチク❶熨斗
昨日この記事を書くにあたり
謝罪手土産の、のし紙画像を探しましたらびっくりしました。
Googleで検索トップに上がるのが、正解ではないものなんですから😓
👇これ
丁寧に解説付きで一見正しそうに見えるところがまた困りもの。
間違いなので引用元の名前が出せない😓
正解はトップに上がらないこちらです。
画像は三越伊勢丹公式より。
違いは右上の、熨斗(のし)の有無です。
画像はシャディ公式より。
熨斗は元来火熨斗のこと。電気の普及前に炭火を入れて使った昔のアイロンのことです。
民俗資料館や歴史博物館に展示されてますね。
ちなみに中国語では今でも電気アイロンを熨斗というそうです。
熨斗紙の熨斗は干しアワビです。
昔の日本では干し鮑を長寿の縁起物として祝い事の贈答品に添える慣習がありました。
それが次第に簡略化されて紅白の紙で折ったもの(折り熨斗)になり、更に簡略化されて紙に印刷されるようになったものです。
しかしいくら簡略化されようが縁起物、祝い事という意味合いは変わっていません。
なので祝い事以外には付けてはいけません。
ここまで読んだ方の中には
「でもGoogle検索トップが間違ってるかなあ❓」
「検索トップとさして人気者でもないブロガーの意見なら、検索トップを信じるよ」
という方もいらっしゃるでしょう。
実は私、上京してすぐに三越本店でアルバイトをしてました。
伊勢丹と合併する前の日本橋三越です。
顧客の年齢層が高すぎる(年寄りしかいない)と言われた頃の三越の、更に富裕層率の高さで名を馳せていた日本橋本店です。
当然、御進物需要が高く、包装もリボンなどではなく熨斗紙のご希望が非常に多い店舗でした。
それゆえ熨斗紙の種類と用途の知識は、鬼のように叩き込まれました。
なので他のことはいざ知らず、こと今回の話題に関しては正しい自信があります。
信じるか信じないかはご自由にとしか言えません。
では、次は水引のお話。
一回だけ続きます。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。