雑学>のし紙についてのウンチク❷水引
これから続いてます。
❶では熨斗について解説しました。
今回は水引についてです。
再びご登場いただくのはシャディ公式からの画像です。
もともとは本当に紐を使って結ぶものでした。
今でもご祝儀袋や香典袋はそうですね(一部の廉価版を除く)。
画像は三菱UFJ信託銀行広域より。
水引の結び方は色々ですが、一般的によく使われるのはこのような感じです。
高島屋公式より。
中でも覚えておきたいのはこの二つの違いです。
画像は楽天より。
同じお祝いでも出産祝いは蝶結び(花結びとも言います)、結婚祝いや退院祝いは結び切りが鉄則。
もしご出産祝いに結び切りを使うと、もらったご本人(若い女性でしょう)は気づかないかもしれませんが、ご両親や義両親さんが気付きますよ。
「2人目(3人目)は生まれませんようにってこと❓」
などと思われてしまいます。
ちゃんとした店にお任せすれば、ここまで基本中の基本なことで間違いは起きないと思いますが。
で、本題の「謝罪手土産の熨斗」です。
- めでたくない➡︎熨斗の印刷のないものを選ぶ
- 失態は繰り返したくない➡︎結び切りの水引を選ぶ
ということで、記事❶でも言いましたように、下が正解となります。
👇ネット検索で普通に上がってくる下の画像は、二重に間違っていて驚愕です。
例えば交通事故のお詫びにこんなの持って行こうものなら、
お相手の請求する示談金額が上がることを覚悟しましょうと言いたくなるレベルです。
ここまで間違うくらいなら、熨斗省略の方がましですね。
最後に。
「面倒臭い。こんなオワコンを覚えることに努力するくらいなら、謝罪手土産を用意しなくていいように、失敗しない方に努力すべきだ」
というご意見もあるでしょう。
ごもっともです。
「私、失敗しないので」
という方もいらっしゃるかもれません。
米倉涼子さんご本人様でしょうか❓
しかし、私たちが謝罪しなければいけない場面は、私たち自身がやらかしたこととは限りません。
部下がやらかした、お子さん(お孫さん)がやらかした、ペットがやらかした、等
トラップは至る所に潜んでいます。
また熨斗紙文化は近未来にいずれは終わるかもしれないコンテンツですが、今のところ生きています。
おそらく私やあなたの存命中には消滅しないでしょう。
まだ、無駄知識ではないということです。


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