今日は何の日>4月8日:花祭り❶天上天下唯我独尊に対する現代人の誤解釈
花祭りとは
別名:灌仏会(かんぶつえ)/降誕祭(ごうたんさい)
お釈迦様/ブッダことゴータマ・シッダッタ(シッダルタ)のお誕生日です。
彼は生まれた直後に歩き、言葉を喋ったと言い伝えられています。
その言葉は
天上天下唯我独尊
天と地の両方、つまり世界(宇宙)で、自分よりも尊い者はいないと言ったのです。
ただ、これは本来悪い意味ではありませんでした。
誰しもが、かけがえのない尊い者であるという意味です。
我=everyone、自分自身(個人)の尊厳の意味です。
天上天下 唯吾獨尊 今茲而往 生分已盡
という言葉もあります。
私は今ここに生まれ、再び生きることなき故に尊し。
つまり人生は一度きりだから尊いのだという意味です。
それが現代では解釈が変わってしまいました。
我=only meとされ、自分だけが偉いと思い上がっている、自惚れている、ジコチューという意味で使われるようになってしまっています。
私が中学生の時もちょっと色々と変わった教師がいて
「シャカは、子供の頃から『オレ様が宇宙で一番偉い』と平気で言うような、自惚れた、イヤな奴だったのが、苦行して悟りを開いてその考えを改めたのだ」
なんて言ってました。
言葉は世につれと言いますが、ここまで真逆に誤用されるのも…諸行無常ですね。
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