花>春>雑学:スズランのトリビアと間違いやすいスズランズイセン
春から初夏にかけて咲く鈴蘭の花。
今がちょうど花盛りです。
とても可憐ですね。
有毒ですが。
スズランは猛毒
根、葉、花、花粉と全ての部位に毒があります。
しかも青酸カリの15倍という猛毒が。
ただしスズランの花粉は風に飛ばないので、手入れの際は必ず手袋をする等、注意さえ怠らなければ大丈夫ということで普通に民家の庭で植えられています。
原産地はユーラシア大陸、つまり欧州とアジア。
キジカクシ科という聞き慣れない科のスズラン属で、アジア種(日本に自生するニホンズズラン)と、園芸用に輸入された欧州種(ドイツスズラン)に大別されるそうです。
日本スズランとドイツスズランの見分け方
❶花の咲く位置
- 葉より花茎が短く、葉影に隠れる位置で咲くのが日本スズラン。
- 花茎が長く、葉の上に突き出る位置で咲くのがドイツスズラン。
画像はウェザーニュースより。
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❷花の色
- 混じり気なしの純白が日本ズズラン。
※黄色く見えるのはおしべの花粉です。
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- 花の中(おしべの根本)に赤い点があるのがドイツスズラン。
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蘭でもなければユリでもない
この鈴蘭、英語名では lily of the valley(谷のユリ)、和名ではスズラン(鈴蘭)と言いますが、ユリの仲間でも蘭の仲間でもありません。
間違われやすいスズラン水仙
そしてこの季節よく見かける、花の外側に緑色の斑点があるのは何スズランだろう❓
と思ったら・・・
これはスズランではありません❗️
えっ私これスズランだと思って写したのに😅
スズランの花は横幅があります。
スズランに比べ縦に長いシュッとしたこの花は、欧州原産のスズランズイセン(鈴蘭水仙)です。
ヒガンバナ科の植物です。
長くなりそうなので、スズランズイセンの解説は別記事で。
ごめんなさい💦

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