雑学>トイレの神様・烏枢沙摩明王の起源はゾロアスター教の最高神の息子
あるブロガーさんが、トイレ掃除をすると金運が上がるのか❓といったことを書かれていました。
それについては私なりに考えがあるので、書いてみました。
トイレの神:烏枢沙摩明王
日本では、トイレの神様は烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)とされています。
お手元のスマホあるいはパソコンに「うすさまみょうおう」と入力してみてください。
たちまち一発で「烏枢沙摩明王」と変換されるはずです。
トイレを掃除すると運気が上がるのは、この神様烏枢沙摩明王が喜ぶからと言われています。
👇烏枢沙摩明王立像(富山県有形文化財)
インド神話の火神:アグニ
烏枢沙摩明王の起源は、古代インド神話でアグニと呼ばれる炎の神です。
「この世の一切の汚れを焼き尽くす」「烈火をもって不浄を浄化する」
と言われ、竈(台所)の神、兼厠(トイレ)の神とされています。
火神アグニは、紀元前2000年頃にイラン辺りからインド北部に侵入し、支配階級としてインドに定着したアーリア人が持ち込んだ、イラン神話のアタールであると言われます。
👇二面二臂で七枚の舌を持つと言われるアグニ神。
イラン神話の火神:アタール
アタールは、ゾロアスター教(古代ペルシャ発祥の宗教/別名:拝火教)の最高神、太陽神アフラ・マズダーの息子で、火神です。
ゾロアスター教では神の偶像ではなく、最高神アフラ・マズダーの象徴である火を崇拝します。(そのため別名が拝火教)
従ってアタール神像もないようです。
トリビア(けっこう有名なトリビアです)
自動車メーカー・マツダをアルファベットではMAZDAと表記するのは、アフラ・マズダー(Ahura Mazda)からきている。
トイレ掃除をすると運気が上がると言われる真の理由は❓
現代の水洗トイレにおいてですら、例えばノロウイルスやカンピロバクターなどの腸管感染症のアウトブレイク(集団発生)はトイレで起こるとされます。
腸管以外の感染症、例えばコロナウイルスも、トイレでの感染が言われています。
ならば汲み取り式だった頃の昔のトイレは、さぞ😓
ということは…
トイレを常に清潔に保つ
👇
感染症リスクが低減
👇
一家(一族)の乳幼児死亡率低減、成人率向上
👇
一家(一族)の働き手が増える
👇
働き手が増えれば収入も増える
👇
一家(一族)の運気(金運)が上がったと感じる
なんじゃないかと私は思っています。
あくまで個人の見解ですが、まあ当たってんじゃないかという気がする。
おまけ
Wikipediaには
「胎内にいる女児を男児に変化させる力を持っていると言われ、広く信仰されてきた」
との記述も見られます。
男児偏重。
今の時代にはちょっと微妙な能力。
しかし戦前までの日本でしたら、男の子がたくさん生まれれば生まれるほど、やはり
一家(一族)の収入も上がっていたんでしょうね。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。