報道>知床遊覧船事故>事故に思う
今回事故を起こした船長が昨年も事故を起こして書類送検されていたとの報道が、昨日ありました。
一気に船長を叩く声が噴出しましたが、この船長は個人船長ではなく雇われ船長のはず。
最終的に催行/中止を判断するのは雇用主(社長)ではないのかと思っていました。
そうしたらやはりこんな情報を出てきました。
昨夜の読売新聞
今朝の北海道新聞
今回事故を起こした船長は、2020年に見習いで入ってきた人だということです。
ベテランから見て操縦も未熟だったとの証言が載っています。
キャリア2年目では当然ですが。
この会社は昨年社員の大量リストラを行ったともあります。
おそらくコロナによる客の減少と経営不振を理由に、経験豊富な人材の契約を切った。
今回の船長のような未熟な人を残したのは、その方が給料が安くて済むし、おそらく言うことを聞くからでしょうね。
リストラされたベテランの元船長の証言を読む限り、リストラ以外にもかなりずさんな経営だったようです。
●事務職もリストラしてしまったので、以後は船体の修理もされていなかったようだ。
●今回のコースは従来6月から行っていた。4月5月は海が冷たいからという理由だったが、現社長に変わってから4月から行うようになった。
●船長が天候を理由に出航中止を判断すると、社長は激怒した。
現場を知らない横暴社長というのは、どの業種にも多数生息しています。
しかし、人命を預かる業種では許してはいけないことだと思います。
画像はNHKより。
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