心理学>拡張自我❸サッカー選手がタトゥーだらけな理由とその功罪
これらから続いています。
外国人サッカー選手のタトゥー率の高さにはびっくりしますね。
しかもワンポイントなんて可愛らしい人は稀で、大胆に幾つもいれている人がほとんど。
外国のサッカークラブの中には、専属料理人ならぬ専属彫り師がいるところもあるのだとか。
タトゥー職人をクラブで正規雇用しちゃってるそうです。
👇全身入れまくりのベッカム。英国人🇬🇧。
タトゥーを入れる理由については、ネット上の賛成意見では
「人生哲学だ」
「外国(特に欧米)では当たり前だ」
「日本が遅れているだけだ」
など色々言われていますが、私はやはり拡張自我に行き着くと思っています。
👇文字(メッセージ)が多いネイマール。ブラジル人🇧🇷。
👇ライオンパワーにあずかりたいの❓デパイ。オランダ人🇳🇱。
確かに体に直接掘っていれば、揺れて邪魔とかもないし、重くない。
顔にボールの直撃を喰らっても、その衝撃でアクセサリーが吹っ飛んで、そのついでに耳たぶとかがちぎれたとかのアクシデントもなくて済む。
…とか色々と理由を考えてみました。
しかし、選手の健康を理由に反対する研究者も複数います。
下はその一例です。
ドイツ🇩🇪ケルン体育大学教授2017年発表
範囲の大きなタトゥーは皮膚の発汗機能や体温調節機能を阻害します。
同じ選手の皮膚のタトゥー入り部分とそうでない部分を比較すると、タトゥーを入れた部分は明らかに発汗が少ない。
発汗が起きると肌の表面で蒸発する時に生体から熱を奪います。
外気温が上昇したり運動で体温が上がった時、この適切な発汗ができないと体温は上昇を続け、熱中症リスクが高まります。
一個のタトゥーを彫ると一定期間3%〜5%身体パフォーマンスが低下するといえます。
ベッカムなどは、タトゥーによる身体パフォーマンスの3〜5%低下を補って余るほどの精神的な強みを得られているのでしょうか❓
ちなみに、原因不明で突然汗が出せなくなる「特発性後天性全身性無汗症」は、世界各国で難病指定されています。
それほど人体にとって発汗は非常に重要な機能です。
また、タトゥーによる感染症リスクもよく言われます。
体に針を刺す時に肝炎やHIVなどのさまざまなウイルスが入り込む危険ですね。
外国人サッカー選手の中にもタトゥーを入れない人もいます。
少数派扱いですが😓
👇NO TATOOの代表格、C・ロナウド。ポルトガル人🇵🇹。
彼はタトゥーを入れないのは「献血をするため」と明言しています。
前述の感染症リスクを理由に、どの国もタトゥーを入れた者は一定期間(発症の観察期間というわけですね)献血ができない決まりになっています。
ちなみに日本では6ヶ月です。
6ヶ月を過ぎていても、問診等で医師が疑問を抱けば断れます。
C・ロナウドは、毎年2回の定期献血をライフワークにしているため、タトゥーをしないと言うのです。
彼はきれいな血液を提供するためにタバコも吸わないと言ってます。
ちなみにピアスも、医療機関であけた証明書が提示できる場合でも30日、そうでない場合はやはり6ヶ月間は献血を断られます。
ロナウド、ピアスはやっちゃってますね。
まあこれ以上は穴を増やさないのでしょう。
私は、どうしてもベッカムよりC・ロナウドの方が良く見えてしまいますね。
今後サッカー界のタトゥー事情はどう変化するのでしょう。
❶タトゥー賛成派の説
日本のサッカー選手もそのうちグローバルになって、皆タトゥーを入れるようになる。
❷健康重視派の説
医学的な知識が浸透し、今よりタトゥーを入れる選手は減る。
あなたはどちらだと予想しますか❓
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