実話>人材派遣の裏話>派遣先で出逢った変な人😰❷バターさん
❶はこちらです。
その派遣先で働いたのは3ヶ月だけなんです。
3か月限定の短期の案件でしたから。
なのに最終日の先日に突然派遣の「チーフ」(10人ほどいた派遣社員の中で一番の古株さん。いわばお局様)からこんなことを言われました。
👇一見お上品そうなタイプのお局様。
私の送別会❓
チーフ「エンドウさん(仮名)、明日のランチはあなたの送別会ですから。お昼は持ってこないでくださいね」
私はとっさに「いえいえそんな、けっこうです」と返事しました。
チーフ「は❓なんですって❓」
私 「たった3か月の在籍で送別会なんてめっそうもない。そこまで貢献してませんし」
👇送別会(イメージ)
チーフ「はあ❓派遣が辞める時はフロアの派遣全員で送別会をするのが決まりなの。会社から全額費用が出るから、皆が楽しみにしてるんだから❗️黙って来ればいいのよ」
えっ❓皆さんが費用会社持ちのたまの無料ランチを楽しみにしてるってだけですか❓
私の慰労とか送別とかは単なる口実ですか❓
私 「はあ、そうですか」
チーフ「場所は私が決めて予約もしますから。とにかくお弁当とかを持ってこないでください。それだけ」
翌日(勤務最終日)、連れて行かれたのはパスタの店でした。
バター
チーフ「予約の時にオーダーも済んでるから、すぐ出て来るわよ。この『ナントカのバターしょうゆパスタ』よ。これ美味しいんだから」
私 「えっ・・・」
私、好き嫌いはそんなにないんです。
ゴーヤだろうがイナゴだろうがホヤだろうがドンとこいです。
が、しかし、バターとあんこはホント苦手なんです。
チーフ「はああ❓あのねえ(ため息)もう遅いわ。変更は無理よ。んもう、子どもじゃあるまいし、好き嫌いなんて言わないでちょうだい❗️」
助け舟を出してくれたのはウェイターさんでした。
店員 「あ、一皿ご変更ですか❓まだ大丈夫ですよ❓こちらのパスタはいかがですか❓オリーブオイルです」
私 「それでお願いします💦」
チーフは完全にへそを曲げたようで、食事中もブツブツと皮肉を連発します。
チーフ「バターが食べれないんじゃ、海外旅行なんて絶対無理ね。あー可哀想可哀想。まったくいい歳してねえ~」
お葬儀の会食❓
他の派遣さんたちはもう完全に無言。
皆黙って下を向いて、モソモソ食べてます。
まるで葬儀の会食です。
チーフ「バターが食べれないんじゃ、クロワッサンもダメじゃない。フランスは特に行けないわね。フランスではねえ~(ツアーで行ったフランス旅行の自慢話に突入)」
👇おフランスざんすシェーざんす。
私の横に座っていた人が、たまりかねたように小声でささやきました。
横子 「一応形だけでもエンドウさんの送別会なんだから、苦手な物くらい確認してオーダーすべきよねえ」
私 「もうどーでもいいです。短期で良かったです。あと、フランスはもう行きました。クロワッサンが食べれなくてもフランスパンがあります。
それからパスタはイタリア料理ですから、基本はバターじゃなくてオリーブオイルですね」
チーフ「…何か言った❓」
私 「いいえ、別にぃ~(作り笑い)」
ああ、本当に短期で良かったわとしみじみ感じた派遣先でした。
このチーフは就業中も数回変な言動があったのですが、最後の「バター」が一番強烈だったので、バターのエピソードだけに絞って披露しました。
しかしどうしてこういう人が就業先企業からは高く評価されるんでしょう❓
不思議です。
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