博物館>牧野記念庭園:牧野富太郎旧居跡@東京都練馬区
連休中に牧野記念庭園に行きました。
日本を代表する偉大な植物学者、牧野富太郎氏の旧居跡に建つ記念館と庭園です。
最寄駅は西武新宿線大泉学園駅。
南口駅前ロータリーに設置されている、牧野記念庭園の専用掲示板。
大泉学園駅の北口には東映アニメーションミュージアムや松本零士邸などがあり「アニメの街」をアピールしています。
しかし南口の目玉は牧野記念庭園です。
ちなみに東映アニメーションミュージアムは長いことコロナで休館していましたが、GWに再開したようです。
エンドウ夫婦(仮名)は、今回は人出を懸念してアニミュの方には行きませんでした。
牧野庭園までは南口から550m徒歩7分。
牧野博士は、いわばさかなクンの大先輩です。
学歴は小学校中退。
何と幕末生まれの牧野先生。
10歳から寺子屋に通っていたそうです。
それが明治になって学制改革で小学校に名称が変わりました。
そのまま続けて通ったものの、卒業はせず中退。
理由は裕福な造り酒屋の跡取りで、進路が決まっていたため。
本人も親も周りも、商人に読み書きそろばん以上の学歴が必要とは考えなかった時代だったのです。
しかし独学で植物学を勉強し、理学博士号を取り、帝国大学(東大です)の講師を務めます。
功績から言えば教授になれた人です。
しかし周り(学歴のある人たち)たちから妬みを買い「学歴がない」を理由に生涯講師止まりにされました。
つまり業績に見合った報酬を得られず、随分と貧乏生活を余儀なくされたそうです。
それでも47年間も帝大講師を務め、日本の植物学に偉大な業績を残されました。
勲二等旭日章と文化勲章を1957年に受賞。
90歳まで植物採取のために山に登り、94歳で亡くなるまで研究に没頭されました。
保存されている博士の部屋。
小柄な方だったようです。
現在、企画展「植物に彩られた我が人生」開催中。
入場無料です。
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こことは別に、御出身地の高知県には生家跡に「牧野富太郎ふるさと館」
それとはまた別に「牧野富太郎記念館」があります。
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