高尾山薬王院/天狗と飯縄大権現と迦楼羅神
7/16金曜日は33℃の猛暑から逃げて、高尾山に行ってきたというお話を昨日書きました。
高尾山の山頂手前に薬王院という
飯縄大権現(いずなだいごんげん)様
(山岳信仰神/神仏習合神/戦勝神)を奉るお寺があります。
真言宗智山派の関東三大本山のひとつ。 正式名称は髙尾山薬王院有喜寺だが、一般には「髙尾山薬王院」と呼ばれる。(wikiより引用)
天平16(西暦744)年に聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として、高僧行基菩薩により開山されました。
真言宗智山派関東三大本山とは「成田山新勝寺」「川崎大師平間寺」「高尾山薬王院」です。
行基菩薩とは、日本史で習ったあの行基上人のことです。
大僧正として聖武天皇より奈良の大仏(東大寺)造立の実質責任者に任命。この功績により東大寺「四聖」の一人に数えられる。
日本地図(行基図)を作成したとの伝承もある。(wikiより引用)
行基図とは、奈良時代から伊能忠敬が現れるまでの間、実に1,000年間‼️‼️にわたって日本で使われ続けた日本地図のことです。
行基図写本
また、7/16の朝、高尾山に向かう京王線特急の車内でこんな記事を書きましたが・・・
この薬王院には、普通の狛犬の他に、天狗像がありました。
向かって右側の大天狗(鼻高天狗)は口を開けた阿(あ)、左側の小天狗(カラス天狗)は口を閉じた吽(うん)なんですね。狛犬と一緒でした。
本堂には木造の大天狗小天狗の面も飾られていました。
こちらも右の大天狗(鼻高天狗)は阿/左の小天狗(カラス天狗)は吽でした。
高尾山の大天狗小天狗は、御本尊を護る随身です。
そしてその御本尊である飯縄大権現(いずなだいごんげん)様はというと・・・
蛇の巻き付いた白狐に乗り、剣と索を持つ烏天狗
の姿で表現されます。
えっ、ご本尊様もカラス天狗なの!?
ちょっとびっくりですが、本当のホントの話です。
こちらが飯縄大権現様
こちらはもはやカラス天狗というよりは、
ヒンドゥー教のガルーダ神を思わせるお顔立ちです。
インドネシアのガルーダ神。仏教に取り入れられ守護神迦楼羅(かるら)となる。
迦楼羅像と飯縄大権現。相似形ではありませんか??
不思議ですねえ。
高尾山の森には、カラス天狗の家来たちなのか、カラスがたくさんおりました。
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