小説家／評論家として活躍した栗本薫さん（1953～2009）のご命日。

女史は小説執筆には栗本薫、評論家としては中島梓の筆名を使用されていました。
そのため両方の筆名から一文字ずつを取って「梓薫忌（しくんき）」と命名されました。

代表作は「グイン・サーガ」「魔界水滸伝」など。

グイン・サーガ（SFファンタジー小説）

豹頭の戦士・グインを中心としてさまざまな人物の織り成す生と死の波乱を描いたサーガ（大河小説）。

既刊173巻（本編147巻+外伝26巻）💦

女史ががんで亡くなったため、130巻で未完となる。

「誰かがこの物語を語り継いでくれればよい」

という女史の遺言から、131巻以降と外伝は久美沙織、牧野修、五代ゆう、宵野ゆめ氏らが執筆。
141巻以降は事実上五代ゆう氏一人体制で続刊中。

挿絵画家は4人（天野喜孝、加藤 直之、末弥 純、丹野 忍）。
私は天野喜孝さんが好きです。

　

👇「グイン・サーガ」第1巻と第130巻。

グイン・サーガ1 豹頭の仮面

早川書房

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グイン・サーガ130　見知らぬ明日

早川書房

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魔界水滸伝（伝奇SF小説）

クトゥルー神話のモチーフを取り入れたSF小説。
地球侵略を目論むクトゥルーの神々と、立ちはだかる神州・日本を中心とする地球古来の神々との闘いを描く。

既刊24巻（第一部11巻+第二部9巻+外伝4巻）完結済。

👇こちらの挿絵は永井豪でした。

新・魔界水滸伝

続編。
既刊4巻。
栗本女史逝去により未完結のまま。

👇「魔界水滸伝」第1巻。

P+D BOOKS　魔界水滸伝 1

小学館

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