HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

いらっしゃいませ。お好きな記事へどうぞ。

       

Dear students, congratulations on your enrolment.
Hope you enjoy your school life.
When we are young, we tend to think of study as an obligation.
But studying is a great right.
Exercise your rights to learn the fullest.

自己紹介>家族>夫と祖父

夫は、典型的非HSPです。


動作音が大きいし、話し声も大きめです。
道を歩くときは目的物以外ほとんど何も見てません。


聴覚検査では「普通」なのですが、脳が無意識に必要な音と不要な音を選別可能なようで、不要な音を簡単にシャットダウンできるようです。


感覚情報を無意識に収取選択して、不要な情報は認知しない。
これが非HSPの特徴です。


感覚器官(目・耳・鼻etc)の問題ではなく、そこから入った情報を処理する脳の感覚野の働き方が、HSP(人類の約3割)と非HSP(約7割)では違うのです。


子供の頃、私は色々疑問でした。


私に見えているものがどうしてクラスメイトの多数には見えない(脳が無視状態)のか。
私に聞こえている音が、自分も聞こえると言う友達は、なぜこうも少ないのか。


祖父のこと


HSPは遺伝だと言われます。
今思えば、亡くなった父方の祖父が、私と同じHSS型HSPの特徴を色濃く備えていました。


祖父とは同居でした。


父(銀行員)や母(教職者)が
「見えない。聞こえない。くだらない。そんなどうでもいいことは気にしないの!それより〇〇しなさい!」
と言う事物を、祖父は
「俺にも見える。聞こえる。ミリエ(仮名)はよく気が付く子だ」
と言ってくれました。


父母をはじめ周りの大人の大多数(たぶん7割)は
「いくら初孫で女孫で可愛いからって、おべっか使ってまで甘やかさなくとも」
と言っていたようです。


本当は見えないものを、祖父が私の機嫌を取るために「見える見える」と言っていると解釈していたようです。


しかし私は断言します。HSPの祖父には、見えていた。
「そんなもの見えない」という人たちの脳が、不要情報と判断して無視する(知覚しない)ことにした視覚情報を、祖父の脳は律儀に知覚処理して見えると認識していたのだと。


夫と暮らしていると、彼と私とでも五感で捉えている世界がずいぶん違うようだと感じます。


紫外線や赤外線をを可視光線として認識する昆虫の視覚。


昆虫の眼で見た花。特殊レンズ撮影による再現。
キラキラと幻想的に輝くのは花粉。
植物は、動物に繁殖の介助をさせる狙いで花粉を持つよう進化しました。
そのため花粉は花粉媒介生物の最大派閥・昆虫の視覚に最大限に訴えるようにできています。

  

10万ヘルツの高音を聴き取る猫の聴覚。


人間は2万ヘルツまでしか聴き取れません。
猫が虚空を見つめる状態を「霊を視ている」と言う人がいますが、人間にとっては不可聴音域の音を聴いている状態です。
その証拠に、虚空を見つめる時の猫の耳は、必ず視線の方向を向いています。

  


・・・と、ここまでの違いはないにせよ、人間ひとりひとりが捉えている感覚世界は、たぶんとてもバラエティに富んでいるはずです。


夫のこと


夫は、私の「見える、聞こえる」を頭ごなしに否定しようとはしません。


「見える?どれ?どこさ?」
と凝視しようとしてくれます。その結果
「あ、ホントだ。よくあんなの(取るに足らない視覚情報)見えた(認知した)な!」
ということもあれば
「やっぱ見えない」
ということもあります。


ただ、頭ごなしに見えない・興味ないとは言いません。


また少数の、この手の話に食いついてくる人のように「霊能力あるんじゃない?」とも言い出しません。


こちらはまじめに脳科学分野の話をしているのに、有無を言わさずスピリチュアル方向に話を持っていく人もまた、苦手なのです。


・・・苦手なタイプが多いですね。たいへん申し訳ありません。


夫は私を「地獄耳」とか「気にしすぎ」とはよく言いますが、基本的に
「自分とミリエは違う人間だから、感じ方も違うんだろ」
というスタンスです。


なので、一緒にいてとても楽です。


自分はペットの「観察係」の要職を独占し「お世話係」は私に一任して涼しい顔してるひとですけどね。
※お猫様がいらした頃は、最高名誉職の「甘やかし専任担当」も兼任していました。


夫の話は、今日、あともう少しだけ続きます。