今日は何の日>7月6日:零戦の日👈トリビアてんこ盛りました
1939年、零式艦上戦闘機(零戦)の試作機の試験飛行が始まった日です。
堀越二郎と「風立ちぬ」
零戦の設計者は堀越二郎(1903/明治36年~1982/昭和57年)。
堀越二郎氏は宮崎駿アニメ「風立ちぬ」のモデル。
作中の名前もそのまま堀越二郎、キャラクターデザインもほぼそっくり。
メガネ男子。
日本最後の艦上戦闘機で、時速533キロ、航続距離3500キロ。
1940年の中国戦線から実戦に投入され、第2次大戦中に1万機以上が生産された。
零戦の製造会社は三菱重工。
エンジン「栄」は中島飛行機(現SUBARU社)が開発。
横浜にある三菱重工みなとみらい技術館(昨年7月に訪問・記事公開済)には残念ながらミニチュア模型しか展示されていません。
原寸大の復元モデルは昨年開館した名古屋市港区の「大江時計台航空史料室」に展示されています。
通称「ゼロせん」と言われますが正式名称は「零式艦上戦闘機(れいしきかんじょうせんとうき)」。
ゼロではなくレイと読む。
零戦をテーマにしたマンガ・創作系と実話系
現在60歳以上くらいの男性なら子供時代に読んだことがおありかもかもしれない「0戦はやと」。
は零を0と表記して「ゼロせん」と読ませるようです。
©辻なおき
- 0戦はやと1
- グループ・ゼロ
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私のお勧めは、女性マンガ家が零戦乗りだった自分の祖父について描いた「零戦少年」全2巻。
©葛西りいち(注:女性です)
- 零戦少年 (ヤングチャンピオン・コミックス)
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- 零戦少年 2 (ヤングチャンピオン・コミックス)
- 秋田書店
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この作者さん、正直画力がいまひとつ。
本作以外は私生活暴露系と軽い読み物系4コマしか描かれていない方です。
しかし、こと本作は傑作です。
日本には「画力が足りな過ぎて内容が頭に入ってこない」残念なマンガ(同人誌ではなく商業誌で💧)が枚挙にいとまがないくらい流通しています。
しかし本作はそれらとは一線を画し「画力が足りなすぎるのに不思議と内容が頭に入ってくる」稀有な作品です。
お爺さまの「実体験の力」の大きさにおののきます。
👇ちなみにこんな絵柄。
掲載誌(ヤングチャンピオン)公式Twitterより。
名前のトリビア
「零式艦上戦闘機」は帝国空軍機。
対して一式~五式戦闘機は全て帝国陸軍機でした。
ちばてつやさんのマンガ「紫電改のタカ」の紫電・紫電改は帝国海軍機でした。
<帝国空軍機>
- 零式戦闘機(愛称なし)
<帝国陸軍機>
- 一式戦闘機・隼(はやぶさ)
- 二式戦闘機・鍾馗(しょうき)
- 三式戦闘機・飛燕(ひえん)
- 四式戦闘機・疾風(はやて)
- 五式戦闘機(愛称なし)
<帝国海軍機>
- 極地戦闘機・紫電(しでん)
- 紫電改(しでんかい・紫電二十一型以降)
- 夜間戦闘機・月光(げっこう)
👇一式・隼。
隼は愛称です。
零戦に愛称はありません。
連合軍は日本軍の戦闘機にコードネームを付けていました。
零式「ジーク」一式「オスカー」二式「トージョー」三式「トニー」四式「フランク」。
(五式はコードネーム無し)
しかし実際の兵士たち(アメリカ兵)は零式をジークとは呼ばず、もっぱら「ゼロ」と呼んだそうです。
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