病気>書痙(しょけい)❸転院した病院もハズレでした
❷はこちらです。
年が明け2012年になっていました。
私はまた同じ病院に行きました。
そこは担当医制ではなく、どの医者に当たるかは当日の運次第でした。
その日当たったのは、非常に若く(20代❓)無表情な、一度目とは違う女性医師でした。
私 「とん服で半錠で効くと言われたデパスが、全く効きません」
この女性医師もやはりPC画面だけを見詰めてこちらの顔を見ようとしません。
一人目の女医といい、この病院では「患者の目を見て話さない」というルールでもあるのでしょうか。
女医「半錠で効かなければ、2錠でも3錠でも、飲んでみればいいでしょう❓」
抑揚のない早口でした。
私 「3錠までは一度に飲みましたが、それでも全く効きませんでした」
女医「そうですか。私が処方したわけじゃありませんからね」
👆本当に言った💦
私 「は❓この病院の医者が処方したんでしょう❓」
私はもともと声が低く(声質がアルト。小学校の時はソプラノパートが歌えず苦労しました)声量もあります。
そのうえ「ふだんはクール、突然大噴火」することがあり、その時の声はかな~り
「ドスが利いてる」のだそうです。
能面だった彼女の表情が初めて動き、不機嫌そうな顔でやっとこちらを見ました。
女医「じゃあ、あなたはどうしたいんですか❓」
私 「もうけっこうです。病院を変えます」
啖呵を切ってヤブ病院を後にした私。
またネットで別の病院を探し回り、何軒かに電話をしました。
しかし、1軒目と2軒目と3軒目は口を揃えて
「転院なら前の病院からの紹介状が必要です。紹介状のない方は診ません」
と言います。
「ここが全く初めての初診でーす」
と嘘、いえ方便を言えばよかっただけの話かもしれません。
しかし私は
「デパスは私には全く効かないようなので、他の薬にしてください」
と伝えたいと思っていたたため、困ってしまったのです。
そしたら4軒目がやっと「紹介状がなくても診る」と言うので、そこに行くことにしました。
今度はかなり古びた雑居ビルの中に入った開業医で、アラ還の男性医師一人だけでした。
その医者の診立ては「社会不安障害」。
処方は「デパスを定期的に服薬。1日3回、1回1錠」でした。
私 「え❓デパスは効かなかったんですけど」
医師「それは、とん服という指示が間違ってたんだ。1日3回毎食後にきちんきちんと飲めば大丈夫」
その後、その医師はけっこう饒舌に色々なことを話しましたが、ひと言に要約すれば
「私はこの道数十年の大ベテランで、名医だ。だから信用しろ」
でした。
ですが「1日3回毎食後、1回1錠」をきちんと守っても、書痙はおさまりませんでした。
1回1錠が2錠に増えてもダメ。
その後ソラナックスという薬に変更されましたが、それもあまり効きませんでした。
治らない焦りからか、睡眠障害等の他の症状も出るようになっていました。
うーん、これらの症状は、もしかして❓
ある日思い切って医師に聞いてみました。
私 「もしかして、うつという可能性はないでしょうか?」
当時(東日本大震災の後)は「震災うつ」になった人がたくさんいました。
私の書痙も震災の年に始まったので、もしやと思ったのです。
しかし「自称大ベテラン名医」は言いました。
医師「あんたはうつじゃない。なぜなら、希死念慮がないからだ」
\あんたは希死念慮がないだろー!/
希死念慮とは「死にたいと思う気持ち」の意味です。
私は「死にたい」と言わないから、うつじゃないというのです。
私 「え❓世間のうつの人は、一人残らず全員が、死にたいって言ってるんですか?」
医師「そうだよ。希死念慮がうつの特徴なんだ」
んなわけあるかーい!!
なんと、この人も、ブッシュドクターでした!
👇またまたのブッシュ父子。
ブッシュドクターは日本中にたくさんいることが判明。
メンタル分野は特にブッシュドクターが多いといううわさは、ネット上にたくさん流れています。
だけど、ここまで次々にヤブ(あ、言っちゃった)に当たるとは💧
私はそのまま黙ってフェードアウトしました。
つまり、逃げたのでした。
その後は何とか人前で字を書かないようにだましだまし生活しました。
新しい仕事は幸い書類はほぼPC入力だけ。
手書きでの書類記入はほとんどなかったので、何とかこなしました。
年が明け、2013年になりました。
書痙が始まって1年以上経ったことになります。
結局、症状は何一つ改善しないどころか微妙に悪化していました。
そんな時、本当に偶然に、新しいメンタルクリニック開院という情報をネットで見つけました。
我が家からは若干遠いものの一応通えるエリアです。
吹けば飛ぶような小さな開業医でしたが、ここが、ようやく3軒目で巡り合ったマトモな病院✨だったのです。
👇ああ、マトモな先生が眩しい🌟
長くなるのでまた続きます。
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