実体験>病院>皮膚科/形成外科:医師の任せろは要注意・後編
これらの記事の続きです。
その場で再手術が行われました。
「その代わり傷跡は残るからね。目立つからね」
と何度も念を押されました。
一週間後、再度抜糸に行った時も、同じことを繰り返されました。
「それは何度も聞いたうえで再手術を希望しましたから、大丈夫です」
と、そのつど何度も答えました。
結局いま現在その傷跡がどうなっているかというと、確かに周りの皮膚より多少白いです。見えることは見えます。
しかしなんせ髪の生え際ギリギリですから、普段は前髪に隠れて全く見えません。
ノーメークでも、まあ他人は気づかないでしょう。
小さいし!
たった今、あらためて定規で実測したところ、横10mm✕縦5mmでした。
さて、あの皮膚科医は、あのあと私の件に懲りてインフォームドコンセントをきちんと取るようになったでしょうか?
それとも
「運悪く変なクレーマーに当たっちゃった。あんなのはそうそういないから」
と、それまで通用してきたことを継続しているのでしょうか?
それは私にはわかりません。
なんせ、それ以来二度と行ってませんから!
行くわけないし。
ただ、特に日本では「普通の患者さん」は私ほど根掘り葉掘り医師に質問はしてないようです。
糸が残されてること自体を知らない(気づいてない)人が99%なんじゃないかと思います。
そしてうまく何ごとも起こらなければ、あの医者が言った通り
「なんか傷跡がキレイ」
ということになり
「あの医師は腕が良い。名医だ」
という口コミがたくさん付くのでしょう。
まさに私がそれらの口コミを読んであの医者を受診してしまったように。
この記事をお読みいただいた方の中にも、特に私よりも人生の先輩の方の中には、
「この人、ちょっと言い過ぎ」
「ここまで言ったら医者がかわいそう」
と思われる方も、ひょっとするといらっしゃるかもしれません。
医者に文句を言ったり、すぐ見切りをつけて転院するのは、患者が変
という価値観を若い頃に教えられた方々。
医者と呼ぶのは不遜、お医者様と言いなさい、とご両親にしつけられた方々。
そういう方々には「要求が多くてどうもすみません」と言うしかないです。
しかし、世の中は急速に変わっております。
インフォームドコンセントは医者の義務。
「10分で終わる簡単な手術だから要らないだろ」
「良かれと思ってサービスでやってあげるんだから、要らないだろ」
という話でもないのです。
こんなのみんな飲んでるよ~、ただの風邪薬じゃ~ん、的な本当に平凡な薬でも、副作用の説明は必要な時代です。
手術もしかり。
私は実際過去に一度、やはり「お医者様」呼びをされている方から
「どんな医者でも、医学部出てる時点であなたよりずーっと賢いんだから!全員ちゃんと医師国家試験に受かってる、プロフェッショナルなんだから!」
と言われたことがあります。
いちいち疑問をもつな、医者の指示には素直に大人しくに従うべし、というご意見だと解釈しました。
私は別に「ブッシュドクター(ヤ〇医者)は私より頭が悪い」などと申してはおりません。
しかし、頭の良い人の言動は全て絶対的に正しく、間違いはないのでしょうか?
そうであれば、この世に悪徳弁護士やらブラック企業は存在しないはずではありませんか?
もちろん医療過誤や医療訴訟も。
菅総理は法政大学法学部卒です。
IOC会長T・バッハはノーベル賞受賞者を多数輩出しているドイツのユリウス・マクシミリアン大学法学部卒で、おまけに弁護士です。
彼らは正しいことしか言ってない、行ってないでしょうか?
飯塚幸三被告は東大卒の工学博士です。
電通役員は皆高学歴です。
今回の件では、医者のあいまいな「任せて!」に対し「何をお任せすればいいんでしょう?」と質問しなかったのは確かに私のミスでした。
反省し、今後は確認することに決めています。
それでもし嫌な顔をされたら、ためらうことなく「チェンジ!」です。
以上、私の個人的意見でした。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。