DOES のS:エンドウ豆のお姫様
DOES のSは Sensitivity to Subtleties のS
直訳すると「細部に対する感受性」
微細な刺激でも察知する
日本でも人気のアンデルセン童話。
「人魚姫」「雪の女王」「マッチ売りの少女」などは、皆さんもよくご存じでしょう。
その作品の一つに「エンドウ豆の上に寝たおひめさま」という話があります。
(岩波文庫は装丁がすてき)
花嫁を探している某国の王子のもとにひとりの娘が現れ、自分はある国の姫だと名乗る。
王妃(王子の母)はその娘が本物のお姫様かどうかを試すことにした。
ベッドの上にエンドウ豆をひと粒置き、その上に敷布団を20枚重ねた。さらにその上に羽根布団を20枚重ね、その上に娘を寝かせた。
翌朝、娘に眠れたかとたずねると、娘は「布団の下に何かがあったため、よく眠れなかった」と答えた。
王妃と王子は「それほど繊細な人は本物の姫に違いない」と納得し、娘を妃に迎えた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
幼稚園でこれを読んだ私の感想は「いいなー私もここ(※)行きたい」でした。
というのも、私はいろいろとデリケートな子供で、両親や幼稚園の先生に「困った子」「わがまま」と言われていたからです。
- ウール100%の服はチクチクして着れない
- ハイネックの服は首がオエッとなって着れない
- 服のタグが痛いと嫌がる
- プールは水が臭いと嫌がる(塩素のにおいがダメ)
- バスは臭い(バス特有の臭い)で車酔い(タクシーは平気)
- 園庭で裸足にさせたら足の裏の感触を嫌がって泣く
- どろんこ遊びは断固やらない(乾いた砂や泥はOK)
- 音のする時計、モーター音のする冷蔵庫のある部屋では眠れない
(我ながら多い・・・。)
「ほかの子は最初は嫌がってもそのうち慣れるのに、嫌だと言い張っていつまでも慣れようとしない。慣れる努力をしない子。だからワガママ」
という論法で、呆れられたり怒られたりです。
私は、特に聴覚や触覚の不快な刺激には「慣れる」ということができません。何度繰り返し刺激を受けようと、同じ感度で受信し続けてしまいます。
しかし刺激にすぐ慣れて(鈍感になれて)しまう人には、それが理解できないのです。
ただ、上記のうちバスだけは、成人したらなぜか平気になりました。
今では、東京都内の路線バス路線の大半を乗りつぶした、マニアです。
ひょっとしたらバスの臭いではなくタバコのにおいだったのかもしれません。
(その頃はまだバスの中でタバコを吸う人がいました。年齢がばれますが。)
あなたは4つ全部に当てはまりましたか?
では次からはもうHSPの中の「4つの型」について書きたいと思います。
※その時はここ(物語の舞台)がどこかまではわかりませんでした。中世欧州ですね。
☆☆おまけ☆☆
「寝具 エンドウ」で検索したらこんなん出ました。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。