特撮>昭和の特撮>風雲ライオン丸
午前中書いたこの記事で
プーマ(ピューマ/クーガー)はメスライオンではありません、と書きました。
身体に対して顔が小さい方がプーマ、大きい方がメスライオンです。
色もプーマはオレンジ気味、ライオンは黄土色。
ライオンと違い、プーマは雌雄同姿。※オスが体格大きめ
メスライオンのキーワードで、特撮ヲタクのエンドウミリエ(仮名)が思い出すのが、ライオン丸。
昭和の子ども向け特撮、時代劇風ヒーロー活劇です。
ピー・プロダクションという、平成以降は特撮番組の独自制作からは手を引いてる会社が作ったTV番組。
最初に放映された「怪傑ライオン丸」(1972~1973/全54話)が大ヒット。
忍者剣士・獅子丸が「風よ、光よ」の呪文で白獅子・ライオン丸に変身!
ライバルはトラの姿のタイガージョー。
獅子丸を演じたのは潮哲也(現在71歳)。
主題歌の作曲は今年の5月に亡くなった巨匠・小林亜星!
主題歌を歌ったヒデ夕木(ヒデユウキ)は、日立の「この木何の木」や「海野トリトン」の主題歌で有名な方。
水木一郎とも、ささきいさおとも全く違う、透明で乾いた声質なのに熱い歌唱力。
早世(1998逝去)されたのが惜しまれます。
- ヒデタ樹 スーパー・ベスト~海のトリトン/人造人間キカイダー~
- 日本コロムビア
- ミュージック
ヒットに気をよくしたピープロは、翌年、続編「風雲ライオン丸」(1974~1975)を制作。
ライオン丸(怪傑・・・と同名で別人の設定)は白獅子ではなくリアルライオンカラーに。
しかし、今回は設定をひねりすぎました。
西部劇風にしてライオン丸に兜をかぶらせてしまったため、タテガミが隠れ、当時の子どもたちに「メスライオンじゃん」と言われ、視聴率低迷。
メスライオン・・・💦&遅かったメットオフ
慌てて「兜が割れた」話を挿入してタテガミ露出に変更したものの視聴率は回復せず、全25話で終了することになったそうです。
※当時は今と違い、普通に視聴率が取れれば1年・50話前後の放映が当たり前。25話(半年)終了は「打切り認識」の時代でした。
いっそ最初からタテガミなしのクーガー丸、とでもしとけば違ったのでしょうか?
ヒーローはイメージ商売だにゃ。
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