山下和美展に行って来ました@世田谷文学館
思うところあって再公開。
初回公開:本日 0:00
世田谷文学館はここです。
京王線芦花公園駅から550m徒歩7分。
明日9月4日(日)までの企画展です。
ギリギリ滑り込みセーフでした。
入場無料なので展示は少なめだろうなと勝手に想像していましたら、嬉しい方に裏切られました。
大変貴重な生原稿がこれでもかと多数展示されていました。
有料でも十分集客できるレベルです。
恐れ入りました。
最近の若い世代の漫画家さん達はほとんの方がデジタル作画されています。
しかし山下和美さんは御年63歳、マンガ家業42年の御御所。
つまり昔ながらの紙にペン描き。
👇当然撮影は禁止なので、下は展示室の外に貼ってあったものです。
やはり手描きの生原稿は迫力です。
下書きの線がうっすら残っていたり、白インクの修正跡が生々しく残っていたり。
手描きならではのアレコレの痕跡がバッチリ見える生原稿が、新旧織り交ぜてズラッと。
ええ、圧巻でした。
ところで、山下和美さんが若草物語張りの、女だけ4人きょうだいの末っ子というのは知っていました。
著書に書かれていたからです。
しかし、一番目のお姉さんと二番目のお姉さんもマンガ家として商業誌※デビューされていたとは知りませんでした。
※同人誌マンガ家という人も中にはいる世界ですので。
今よりずっと商業マンガ誌が少なかった、つまりデビューできる人数が非常に限られていた時代の話です。
4人姉妹中3人までもがプロデビューして、単行本を出す※ってすごい確率ですよ。
※①デビューはできても本掲載にこぎつけられない。
②読切りは載っても連載にこぎつけられない。
③連載にこぎついたものの不人気で打ち切られ、次がないまま。
などなどで消えていく人も山のように(大げさではない)いる世界です。
驚きました。
ただ、お姉さん方はあまり長くは描かれていないようです。
下は今回展示もされていた二番目のお姉さんの単行本。
ペンネームは「武石りえこ」さん。
ギャグマンガです。
初版は1980年。
既に絶版のため新品は買えません。
Amazonマーケットプレイスに中古本が出品されています。
プレミアがついて2,435円~。
もう明日までなのですが可能な方にはお勧めです。
10:00~18:00 無料
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