金沢動物園の動物紹介④日本最高齢のオカピを寿(ことほ)げ!
肉食獣が全くいない小さな動物園だけど、珍獣はいるし日本一もいる、不思議な横浜市立金沢動物園。
実は日本一は「日本一長い牙を持つアジアゾウのボン君」だけではありません。
日本最高齢のオカピ・キィアンガおじいさん26歳
金沢動物園にいるオカピは1996年生まれ今年26歳のオス「キィァンガ」。
日本にいるオカピとしては最高齢。
1997年サンディエゴワイルドアニマルパーク(現・サンディエゴ動物園サファリパーク※)からメスのレイラとつがいでよこはま動物園ズーラシアに来園。
日本初のオカピとして話題になりました。
※面積が東京都台東区とほぼ同じ10キロ平米もあるらしい。
2000年と2003年にはレイラとの間にそれぞれ娘1頭が誕生。
2012年に金沢動物園に移動し、ひとり暮らしをしています。
ヨコハマ動物園ズーラシアに残ったメスのレイラは、残念ながら2014年に食欲不振からの急死(原因不明)で17歳で死亡しています。
オカピはシマウマなどと違いもともと単独生活をする生き物。
なので、孤独ではありません。
オカピは非常に神経質な動物と言われます。
上空をヘリコプターが通過するだけでも飛び上がって驚くという記述も読んだことがあります。
しかしキィァンガおじいさんはもう慣れたものなのか、私のすぐ目の前まで来て悠々とお食事(植栽つまみ食い)をされていました。
上野動物園にいたメスの「カセンイ」(同じくサンディエゴワイルドアニマルパーク生まれ)は、来日こそキィァンガより後だったものの年齢は少し上でした。
しかしカセンイおばあさんが2019年2月3日に腸閉塞で死亡したため、キィァンガおじいさんが繰り上がりで日本最高齢オカピになりました。
上に書いたレイラが亡くなったのが2014年2月1日です。
ただの偶然かもしれませんが、寒さは影響するのでしょうか?
オカピの飼育下最長寿記録はアメリカでの33歳だそうです。
キィァンガおじいさんにはぜひ世界記録を塗り替えていただきたいものです。
オカピは舌が長いことで有名。
この日キィァンガおじいさんの舌の全貌は撮れなかったので、レッツエンジョイトウキョウの画像を貼ります。
どこにしまってるんでしょうねこれ。
動物紹介⑤に続きます。
🌟今日は「世界オカピの日」です。
「今日は何の日」シリーズ(別記事)で書きます。
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