局限性恐怖症❼巨大物恐怖症Megalophobia(メガロフォビア)
巨大なオブジェや銅像、ビルなどを見ると不安や恐怖を感じ足がすくむ恐怖症。
例えばこれを見てあなたはどう感じますか?
インドにある世界一の巨像「統一の像」(高さ182m)です。
像のモデルはサルダール・ヴァッラブバーイー・パテール(1875~1950)。
日本では全く無名ですが、インド独立(1947年に英国領インド帝国からインド共和国へ)の際の英雄と言われる政治家だそうです。
ではもう一つ、こちらはいかがでしょう。
仙台大観音(高さ100m)です。
合成写真でもCGでもありませんよ。
※画像は神戸新聞/Snapプレイス/トラベルJPより。
私は…インドのはそうでもないです。
対して仙台のは心臓と背筋が一瞬ザワリとしました。
家や電柱などの比較物がある方がエグく見えますね。
特に夜景。
夜景の方は拡大して見ると右下に小さく観音様のポーズを真似してる女性が写ってます。
ネットを見ると、高所恐怖症や閉所恐怖症などのいわゆるありがちな恐怖症の方ですと医師を名乗る人の見解がいくつも読めますが、このメガロフォビアあたりに来るとそれが見つからなくなります。
メガロフォビアを自任する人からの発信はそれなりに見かけるのですが。
まだあまり究明されていない分野の恐怖症ということになります。
原因として言われる仮説のひとつが遺伝説。
人間は昔非捕食者(肉食獣に狩られ食べられるもの)だったために、遺伝的に捕食者⑧巨大肉食獣)を恐れるようにできているのだという説です。
なるほど。
ただ、人間の祖先は大型肉食獣から捕獲される一方で、マンモスなどの大型草食獣は逆に捕食していたはずです。
今後の研究を待ちましょう。
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