大田区散歩>東京港野鳥公園3⃣潮入の池とカワウ編
これらから続いています。
東京港野鳥公園には淡水池と汽水池があります。
汽水池(きすいいけ)
海水が混じる干潟の池のこと。
淡水池は西と東にふたつ。
右下の一番大きな池が、東京湾の海水が混じり込む「潮入の池」と呼ばれる汽水池です。
ちなみに港区汐留にあり同じく都立庭園である浜離宮庭園も汽水池をウリにしていますが、あちらは「汐入の池」と別の字が当てられています。
ネイチャーセンターの奥(南側)には観察小屋が3つ設けられていて、小屋の観察窓から潮入の池を見ることができます。
- カモ類(マガモ/ヒドリガモ/オナガガモ/キンクロハジロ)
- オオバン
- サギ類(コサギ/チュウサギ/アオサギ)
そしてカワウ。
カワウはおそらく千羽単位でいました。
この日エンドウ夫婦(仮名)は見れませんでしたがオオタカもいるようです。
ところでカワウは一見「真っ黒で地味で辛気臭い鳥」に見えますが、性能の良いカメラで撮るとこんなにも美しい鳥です。
この画像だけZooPickerより拝借しました。
では最後となる4⃣自然生態園編に続きます。
チケット売場をはさんでネイチャーセンターの逆側にあります。
チケット売場からいったん外に出て向かい側の「自然生態園」と書かれた門を入り直すことになります。
もう園外に出た感覚になるので、そのまま帰る人もいるのではと思ってしまう構造です。
気を付けましょう。
自然学習センターという建物がありますが、エンドウ夫婦(仮名)が行った時は照明も落とされていて何の展示もありませんでした。
田んぼがあったり、ひたすらのどかです。
チャノキ(茶樹)の花が咲いていました。
チャノキ(茶樹)はつまりお茶の木です。
ツバキ科ツバキ属なので椿そっくりの花を咲かせます。
寒さに弱いため栽培北限はジョージアとされています。
ジョージアは欧州ではかなり南に位置します。
つまり欧州ではチャノキの栽培はほぼ無理。
だからイギリスはインドやスリランカといった植民地で茶を栽培させたのですね。
ちなみに紅茶、緑茶、ウーロン茶などは葉の加工工程や発酵の有無やその程度が違うだけで、原料は全て同じチャノキの葉です。
意外な事実は、野生種のチャノキは10m前後に達する高木(こうぼく)だということです。
栽培種のチャノキも、ほっとくと7mくらいにまでなってしまうそうです。
茶畑に植えられているチャノキが人の腰の高さほどしかないのは、茶摘みがしやすいようにわざと短く刈り込むからなのでした。
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