映画「老後の資金がありません」を観ようとして冒頭5分で挫折
Amazonプライムビデオ(プライム会員無料)に天海祐希主演の「老後の資金がありません」が上がったので、観ようかと思った先週末の夜。
しかし、5分でリタイア。
だってお話にリアリティがなくて。
作り話っぽすぎて。
高級ブランド店のショーウィンドウで、ブランドバッグを熱く見つめる主人公。
でも(おそらく税抜)96,000円也のお値段を見てため息をつき、首を振って諦める。
主人公が肩にかけているバッグはボロッボロに擦り切れて穴が開きそうなみじめなバッグ。
人に見られたくないから前屈みで両腕で隠すように持っている。
そんな時ちょうど頭上の街頭モニターから「老後の資金はいくら必要か」という話が聞こえてきて・・・。
私は時計やバッグには機能性しか求めない人間です。
時計はもう10年近く使っているカシオの電波時計です。
1万円ちょっとで買いました。
電波時計なので電池交換の必要も時刻合わせの必要もなし。
めちゃくちゃ丈夫で、楽。
わが生涯の「買って良かった」ベスト5※に入る勢いです。
※ベストオブベストはペットショップでちょっと大きくなったからといって二束三文で叩き売られていた、故・桃太郎さん(愛猫)。
超絶美男子で性格も良く甘えん坊で病気もせず、ペットショップって阿保だなと思ったくらいお買い得でした。
バッグはポケット数・マチが何㎝か・ショルダーベルトが着脱可能か否か、等を細かくチェックして選びます。
条件を全部満たしている物でも、いつも1万円までで買えてます。
主人公と私は基本的に嗜好が違う。
それは理解します。
しかし、それでもですね。
ボロッボロに擦り切れて穴が開きそうなバッグを、恥ずかしがって両腕で隠して猫背でコソコソ持つか
or
96,000円(+消費税9,600円)のバッグを買うか
の究極の二択しかないような描写がそもそもおかしい。
主義主張嗜好はいったん置いといて、とりあえず擦り切れてもいなければ穴も開いていないバッグを、人目からコソコソ隠さずに持てるバッグを買うでしょう普通。
何ならトレファクやモードオフでは程度の良い中古バッグ(ノーブランド)が5千円までで買えるし。
いやもっと言えば主人公が持っている型のショルダートートなんて、新品で穴が開いてさえいなければいいんならダイソーで税込330円でも買えます。
もう少し我慢して観れば面白くなるお話かもしれません。
私が短気は損気で損をしているだけかもしれません。
しょせんエンタメだから小理屈を言わずに楽しんだ方が得、という意見もあるでしょう。
しかし私には
「女には高級ブランドバッグor穴あきズダ袋の究極の選択肢しかない」
みたいな、いつの価値観か??な導入部分がもうダメでしたから仕方ない。
映画なんてエンタメだから、自分の感性に合わないものを「ヒットしたらしいから」だけで我慢してまで観る必要はないんです。
めっちゃ可愛い猫タレントでも出て来るんなら我慢するけど。
冒頭5分間部分だけの感想は
「そんな生き方してたらそりゃあ老後の資金なんかなくなるわ」
天海祐希さんのファンの方へ
私の不満は脚本家と演出家と監督に対するもので、天海祐希さんに向けてはおりません。
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