初詣2023>❽横浜伊勢山皇大神宮と文明開化と野毛山丘陵
新年最初の三連休はまず横浜に行きました。
ミニ企業ミュージアム巡りと初詣を同時遂行だぜイェイ!と出かけました。
横浜駅東口から伊勢山皇大神宮までは1.8㎞徒歩24分です。
この1.8㎞の途中にミニ企業ミュージアムが多数点在し、その中の4つに入りました。
ミュージアム記事は初詣記事が終わってから別個に書きます。
素直に電車で行く場合の最寄駅はJR/横浜市営地下鉄の関内駅、もしくは京浜急行の日ノ出町駅です。
伊勢山皇大神宮は横浜総鎮守。
鎮守神は特定建造物や一定区域の土地を守護するために祀られた神様のこと。
横浜総鎮守とは横浜と呼ばれるエリア全てを守護している神様ということです。
横浜市の面積は437.4 km²です。
1870(明治3)年に、別の場所にあった伊勢の森山上の神明社(伊勢神宮からの分祀)を遷座(引越し)たものだそうです。
祭神は伊勢神宮と同じく天照大神です。
先にご紹介した高円寺天祖神社は信仰心の篤い一農民が分祀を願い出て認められたものでした。
一方こちらは、幕末から急速に発展し外国文化が押し寄せる(いわゆる文明開化ですね)横浜に神社信仰を確立する必要があるとの勅命(天皇の命令)により、伊勢神宮の分祀を探して横浜港を見下ろす小高い丘の上(現在の所在地)に鎮座し直したものです。
この一帯の丘陵地帯は古くから野毛山と呼ばれています。
野毛山公園や野見山動物園はここからすぐです。
伊勢神宮のある場所も江戸時代までは野毛丘と呼ばれていのが、この神社の遷座にあたって伊勢丘と改称されたそうです。
その頃は丘のすぐ下が海という地形でしたが、以後の横浜湾埋立てにより海岸線はだいぶ遠くなりました。
それでも今でも横浜港を望む眺めの良い場所です。
では伊勢佐木町という名前も伊勢神宮にちなむのかと思いきや、調べたら全く違いました。
現在の伊勢佐木町のある場所は、江戸時代は一ツ目沼という沼だったのが明治に入って埋め立てられ、1874(明治7)年に町が整備されました。
この時に道路整備資金を提供した3人の商人、中村次郎衛の屋号・伊勢屋の「伊勢」と佐川儀衛門の「佐」と佐々木新五郎の「木」を組み合わせて「伊勢佐木町」と命名されたそうです。
エンドウ夫婦(仮名)が行った日は参拝客が多すぎてちゃんとした写真が撮れなかったので
横浜市公式観光情報サイトから画像をお借りします。
ここからすぐの所には成田山横浜別院延命院(通称・野見山不動尊)があります。
当然次はそちらですね。
初詣2023>❾成田山横浜別院延命院に続きます。
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