初詣2023>⓳東郷平八郎の眠る聖将山東郷寺・山門はあの映画のモデル!
原宿の竹下通りから一本入った所に、東郷神社があります。
祭神は大日本帝国海軍元帥東郷平八郎。
日清戦争、日露戦争で日本を勝利に導いた立役者として、世界的にも有名な彼を神として祀っている神社です。
トルコは台湾に次いで親日感情が良いとよく言われます。
その親日感情の原因の一つに挙げられるのが日露戦争における日本の圧勝です。
当時ロシアの圧力に苦しんでいた現トルコ共和国の前身・オスマン帝国。
そのロシアに小国・日本が完勝したとことがトルコ人の親日感情を爆上げしたと言われています。
何せ男の子の名前に「トーゴ―」と付けるのが流行したそうですからね。
F1好きの人が子どもに「セナ」と付けるようなものですか。
・・・トーゴ―もセナもどっちも苗字なんですけどね。
さて、その東郷平八郎の府中の別邸跡に、東郷平八郎を開基として建てられたのが東郷寺です。
日蓮宗聖将山東郷寺。
聖なる海軍大将。
公式。
敷地が広い割に本堂はこじんまりしていますが、目を引くのは巨大な山門。
すごく既視感があります。
この山門は黒澤明監督映画「羅生門」(もちろん原作は芥川龍之介)に出て来る羅生門のモデルなのです。
並べてみましょう。
映画「羅生門」のセット(モノクロ)と並べてみましょう。
羅生門画像はトウキョウアートビートよりお借りしました。
「羅生門」のセットは2階建ての門ですが、そこを除けば1階部分や柱、石垣や石段などはそっくりです。
それもそのはず、1940(昭和15)年に建立された、建築家伊東忠太※デザインによるこの山門は、1950年に黒澤明監督が映画「羅生門」を作る時にモデルにしたものとして有名なのです。
伊藤忠太(1867~1954)
東大大学院卒工業博士。
明治神宮、平安神宮、築地本願寺、靖国神社神門/遊就館、上杉神社、湯島聖堂、を始め数多くの有名神社仏閣をデザイン。
また山門の左右には驚くほど背の高い枝垂桜が植えられています。
満開画像はフォートラベルより。
ここから、飛田給駅を目指して歩いていたら、途中で社殿と不釣り合いなくらい巨大な狛狐のおわす氏子神社を通りました。
初詣2023>⓴社殿はプチ・狛狐は超ビッグな氏子神社(府中)、に続きます。
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