マンガ書評>㊵「花四段といっしょ」:棋士が身近に思えてくる良質コメディ
ナンバリング&再公開です。
初公開:2023/05/18 15:00
将棋マンガというか、棋士マンガです。
でも「ヒカルの碁」(こちらは囲碁ですが)みたいなものかと思っていると嬉しい肩透かしを食います。
単行本は朝日新聞出版より。
試し読みできますよ~。
画像は公式Twitterより。
花つみれ四段は雑念に惑わされがちな将棋のプロ棋士。
勝負の最中といえど昼食、着メロ、YouTubeなど、いろいろなことが気になってしまうのだった……。
棋士の日常を軽快なタッチで描く"非"本格将棋漫画!
(公式キャッチコピー)
「取材協力」に並んでいるのは実在(現役)プロ棋士の方々のお名前です。
このマンガの主人公はプロ棋士四段の花つみれ(はな・つみれ)・男性・おそらく20代。
最高峰の九段=名人にはまだ遠いけど。
プロ棋士の中では一番下っぱだけど(プロと呼ばれるのは四段から)。
それでも年間4人しか上がれない「三段リーグ」を勝ち抜いているんだから十分スゴイ若きプロ棋士。
そしてこの人が、ギフテッド特有の不思議ちゃんなのでした。
棋士というと、私を含めて囲碁将棋がさっぱりわやな者から見ると、氷のように冷ややかに張り詰めた明晰な頭脳を持ち、頭の中に同時進行でいくつもの手が浮かんでいる。
決して動じない、ストイック星から来た超人!
…のように錯覚しがちですが(実際今までの囲碁将棋マンガってそっち系だったようですが)、この作品は違います。
なにせ「いつも頭の中が取っ散らかってる」んです!!
ゆるいんです!!
ザテレジジョンの紹介文も的確。
1巻はうっかりブックオフで買ってしまいましたが、面白いので2巻は新刊を買う予定です。
出版社 : 朝日新聞出版
著者 :増村 十七 (マスムラジュウシチ)※作者の性別不明
発売日 : 1巻:2022/6/7
2巻:2023/1/20
以下続刊中。
ホラーじゃないよただの変顔だよ。
画像はWEBザテレジジョンより。
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