病院選び:私が選ばないようにしている名称は…
「なごやかクリニック」「ほほえみクリニック」「あたたかクリニック」「みんなのクリニック」
といった感じの、一般的に「癒し」と言われるキーワードでアピールしている病院は選びたくありません。
そのキーワードで集客しよう(患者を釣ろう)という意図が丸見えだからです。
現にネット上には「集客できる医院名をアドバイスします」のようなサイトがあります。
そう言ったサイトにも
「病院名を平仮名表記にしたり、苗字ではなく下の名前をささらに平仮名表記にしてみたり苗字以外のやわらかい言葉を入れたりして」
「親切、安心という印象を発信し」
「競合他院と差別化する・目立たせる・印象に残す・イメージアップ」
といったテクが書かれているのですね。
なるほど、21世紀に入ってから「田中医院」ではなく「たなかクリニック」、「木村内科」ではなく「きむらクリニック」、さらには「きむらほほえみクリニック」さらには「たくやほほえみクリニック」ように表記する開業医が増えたはずです。
※院長名が木村拓哉さんの場合の例。
例えば「草薙耳鼻咽喉科医院」のような漢字が難しくマイナーな苗字さんともなれば「患者さんが読めないと困るから平仮名にしてみよう」からの「くさなぎ耳と鼻とのどのクリニック」となるのも、わからないではないです。
しかし開業前の勤務医時代に輝かしい経歴を持っているならば(例:大学病院で科長や局長を務めた後に独立、など)、草薙耳鼻咽喉科でも患者は来ます。
それほど経歴が華やかでなくとも、腕が確かなら開院後の口コミで患者は来ます。
「草・・・何とか耳鼻科「認識であっても、来ます。
だから、ひらがなだらけだったり下の名前だけの「つよし みみ・はな・のどのクリニック」といった感じの広告を見ると、私は逆に
「腕に自信がないのかな?」
と思ってしまいます。
更には「女医です」をアピールする「はなこクリニック(院長:山田花子)」とかだと、あざとさすら感じてしまうのです。
これが「はなこのんびりクリニック」とかなると、もう…。
ただしこれはあくまで私個人の感覚と判断基準です。
絶対ではありませんし他人にお勧めもしません。
その点はご留意ください。
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