善福寺川沿いを歩いた後

蚕糸の森公園に行きました。

この公園の人工池で生まれたカルガモのヒナ4羽が、孵化後3日目までは仲良く池にいたのですが、その後かき消えてしまったことを先日書きました。

ここは人工池なので、川などにはつながっていません。

大人のカモは1kmほど離れた善福寺川まで飛んで往復しています。
善福寺川の方が餌が豊富だからです。

しかし飛べないヒナは飛べるようになるまでは池から動かないのが例年のことです。

幼いヒナを連れて歩いて引っ越しできる距離に他の池はありません。

それなのに跡形もなく消えてしまいました。

それでもまだ希望が残っていました。
卵を抱卵している、別の母鴨です。

先に孵化した4羽のヒナが消えたことに私が気付いた時点で、もう1羽の母はまだ抱卵をしていました。

6個あった卵が5個に減ってしまっていましたが、それでも順調に抱卵していると思っていました。
ところが…。

今日見に行ったら、その母鴨と卵も消えていました。

孵化したのなら卵の殻が残っててもよさそうなものなのに、殻の一片もありません。
そして池にヒナは泳いでいません。

まるで手品で消し去ったように、ここからも全ての痕跡が消えてしまっていました。

5個に減った卵。
先週水曜日に撮影。

幻術をかけられたように、頭がくらくらしました。