病院>歯科医>歯医者と一本義歯の話【前編】
わたくし、歯科医は10年以上のかかりつけがあります。
院長は歯科医なだけでなく、口腔外科専門医でもあります。
大学病院の口腔外科長の経験もあるベテラン医師で、信頼しています。
ただ、1点だけ困ったことが。
私は昔事故で奥歯(上の犬歯のすぐ奥)を1本失っていて、そこだけ一本義歯なんです。
こういうケースでは、当時も今もたいていの歯科医ではブリッジというものを勧められます。
両隣の歯を削ってそれを支え台にして入れ歯を入れるんですね。
保険適用です。
でも、両隣の歯をめちゃくちゃ削ります。
両隣の歯が全く虫歯のない健康な歯であっても、上の図のように削られてしまうんです。
それがイヤだと言うと、だいたい次はインプラントを提案されます。
しかし、インプラント治療は一般的にすごく時間がかかります。
金属の土台を埋め込んだあと、骨と融合させるために数か月放置、拒否反応が出ないか等をチェックするためです。
(下図の3と4の間を数か月あける必要がある)
それに自費診療で、高いです。当時は一本20万以上。
ここ最近は少し安くなりましたが、それでも高いです。
すると最後の手段として一本義歯を提案されますが、それも保険診療だと下の写真のようなものになります。
見た目がよくないですね。
また両隣の歯に金属部分を引っかけるため、やはり両隣の健康な歯への負担が相当かかります。
私はそれが嫌で嫌で、色々調べてこういう一本義歯を希望しました。
目立たなーい!
完全自費になりますけど💧
しかしこのタイプの義歯にも、アメリカ製だのドイツ製だのブランドが数種類あります。
更にどこのラボ(デンタルラボラトリー:歯科技工所)で造るか(どこと提携しているか)でもまた出来映えや値段が違ってくるんです。
私のかかりつけのS歯科・口腔外科ではまず
「うちでは基本的にブリッジを勧めている」
と言われました。
しかし、一本義歯も強いリクエストがあれば造るとのことでした。
ではということで提携ラボのサンプルを見せていただきました。
これがどうもいまひとつで・・・。
結局、少し遠かったですが、診療費も全て自費(というか保険診療取り扱いなし)という別のM歯科で造りました。
当時1本6万(義歯だけの値段)その他診療費・精密検査代等含めてトータル10万くらい。
当時は派遣とはいえフルタイムで働いていて、残業代もわりと付いていたのでまあ何とか払いましたわ。
一般的にこのタイプは外的刺激に弱い。つまり何らかの圧力がかかると割れやすい。
なので一般的に寿命は5年くらい~と言われましたが・・・。
奇跡的に10年以上もってます✨
しかし、さすがに着色汚れ等が目立ってきました。
毎日部分入れ歯専用パーシャルデントで漬け置き洗浄していても、どうしても経年劣化は免れません。
そこでこの春、そろそろ作り直しを考えた方がいいかなと思って、10年ぶりにこれを造ったM歯科のHPをチェックしてみたら・・・。
院長が変わってる。
歯科医なのに美容プラセンタ注射とか始めてる💦
そして、とにかくめちゃくちゃ料金が上がってる。
料金表通りだと、一本義歯の作り直しに、トータル30万はかかりそう。
困りました。
というわけで、後編に続きます💧
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