今日は何の日>1月5日:紬の日
一昨年は「囲碁の日」と「初競り」をご紹介しました。
昨年は「遺言の日」をご紹介しました。
今年はこちらをご紹介いたします。
紬の⽇
鹿児島県名瀬市(現:奄美市)が1978(昭和53)年に制定。
奄美の基幹産業、大島紬(おおしまつむぎ)の認知度向上が目的です。
日付の由来は、名瀬市では1月5日に成人式を行っていたためだそうです。
奄美群島では進学のために既に島を離れている新成人も多いため、無理なく集まれるように年末年始休み中の開催が伝統的なようです。
今年は1月2日から4日にかけて行われました。
大島紬は「大島」の名前が紛らわしいためか、伊豆大島(東京都大島町)の名産品だと思ってる人がいますが、奄美大島の名産品です。
伊豆大島(東京都大島町)の名産品
大島椿油、くさや、明日葉(アシタバ)などです。
(大島椿株式会社)
奄美大島(鹿児島県奄美市)の名産品
大島紬、黒糖、黒糖焼酎などです。
2022年の鹿児島県奄美市笠利地区の成人式。
(Nippon.com)
新成人の大島紬着用率が88.6%だったそうです。
嗚呼、郷土愛。
奄美群島全体の平均では20%ほどだそうです。
特別天然記念物アマミノクロウサギがいるのもこちらですよ。
(あ、こっちは大島が付かないから間違えようがありませんね)
(環境省)
世界三大織物のひとつ
大島紬の中でも「本場大島紬」は世界三大織物の一つに数えられています。
<世界三大織物>
- ゴブラン織 (フランス)
- ペルシャ絨毯(イラン)
- 大島紬 (日本)
「本場」を名乗るための条件は
❶絹100%
❷先染め(織る前に糸を染める)
❸手織り(平織り)
❹絣合わせ
絣合わせとは、織り上げた後に針を使って縦と緯の糸を微調整して絣模様を合わせる、非常に手間のかかる作業です。
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