「やらない善意よりやる偽善」を葵の御紋にされても…迷惑なものは迷惑
支援物資と称して被災地に賞味期限切れの食品を送らないで。
支援物資と称して被災地に汚れた古着を送らないで。
折鶴も迷惑です。
…に続いて出ました。
「被災地に古本を送らないで」
本って重いんです。
マジ重い。
アンドかさばる。
引越の荷物でも一番嫌われるのが本を入れた段ボール。
屈強な引越屋のお兄さんたちですら思わず「重ッ!」と呟く、本を入れた段ボール。
そして趣味がモロに出る。
例えば、普段は「コメ最高!我が家は一日三食ご飯だ!!」と言ってる人だって、避難所にパンしかなければ黙ってパンを食べます。
しかし、自分の好きでないジャンルの本や好きでない作家の本は、例えTVが写らなくて他に娯楽が無くても、あまり読む気が起こらないものです。
雑誌なら眺めるかもしれませんが、去年とか一昨年の古い情報は正直要らないでしょう。
ならばいっそ「昭和期の雑誌」「大正期の雑誌」の方が興味が湧きますね、私なら。
画像は国際日本文化研究センターよりお借りしました。
「一般人ボランティアはまだ来ないでください」との行政の呼びかけにも聞く耳持たず、突撃被災地入りしている一部のyoutuberやその支援者・擁護者は、ふたこと目には
「何もやらない奴は黙ってろ」
「やらない善よりやる偽善」
と、まるで水戸黄門様の印籠みたいに繰り返しています。
某へずま氏は
「現地の被災者から感謝の言葉をもらってる!!」
という発信を繰り返し、一部のたいへん素直な方々に「見直した」と言わせているようですが…。
被災地には「本」で営みを立てている方々もいます。
善意に基づいて大量に送られる本は、実は被災地にある書店等の「知」の経済環境を破壊します。
ですから、私たちは、新品を含め、被災地や被災者に「本」を送りません。
(上の記事より抜粋)
被災地に送るものは、軽くて場所を取らず、汎用性に優れているお金が一番のようです。
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