今日は何の日>1月20日:血栓予防の日
昨年は「玉の輿の日」をご紹介しました。
今年はこちらをご紹介いたします。
血栓予防の日
日本ナットウキナーゼ協会が2012年に制定。
日付の由来は、年間で血栓症(脳梗塞や心筋梗塞など)の発症数が最も多い1月。
それに2(つー)0(まる)=20日で1月20日。
ナットウキナーゼとは
納豆のネバネバに含まれている酵素。
大豆を納豆菌で発酵させる過程で納豆菌が生産する酵素です。
ナットウキナーゼには血栓を溶かしやすくする働きがあり、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症を予防する効果があります。
ところで、生きている大豆に納豆菌を付けても無駄、ということをご存じですか?
納豆菌は大豆を栄養源にして繁殖するので「まだ死にたくない」生きた大豆は抵抗します。
生きた大豆は納豆菌の増殖を抑制する抗菌物質を分泌して納豆菌をはねのけ、発芽する(もやしになる※)ことを京都大学が究明しました。
※もう繊細な子供を「もやしっ子」呼ばわりしてはいけません。
納豆菌は生きた大豆では増殖抑制を受け、死んだ大豆上では積極的に増殖し納豆に変化させる。
納豆を造る時はまず水に浸けておいた納豆を長時間(普通の鍋で3~4時間、圧力鍋でも30分)煮ます。
死んだ大豆に付けないと納豆菌が繁殖しないから、なんですね。
納豆菌(学名:Bacillus subtilis var. natto)は藁(わら)や枯れ草、土中など日本中どこにでもいる枯草菌(糖化菌)の一種です。
伝統的納豆製造では、包む中身の大豆を煮るのと同時に包む素材の藁(わら)も煮てから使います。
それは藁に付着した他の菌は煮沸熱によってほぼ死滅するのに対し、高い耐熱性を持つ枯草菌である納豆菌の芽胞だけは生き残るためです。
腐敗の元となる他の雑菌は排除し、納豆菌だけを残して発酵させる知恵です。
偶然この方法を発見した人は凄い!!
ちなみに納豆の発祥地は中国。
日本には奈良時代、遣唐使船に乗って唐に留学した僧侶によって伝えられたと記録されています。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。